前回のブログでも取り上げたマンガ「この音とまれ!」。
今回はマンガ・アニメのテーマというより音楽の観点から書きたいと思います。
51話「音楽の本質」でも感じ取ったのが、演奏における一音の大切さ。
これは主人公が通う時瀬高校箏曲部で演奏を指導する外部講師堂島晶が部員たちに強く意識させていることです。
一音一音を大切にすることが最終的に曲や演奏の美しさ・確かさを生み出すということ。
その通りだと思います。そして、実はこれが難しい。
僕は琴と同じ弦楽器であるギターを弾きますが、つい一音一音を疎かにしてしまいます。特に音の合わさりでカバーできるストロークでは鈍い音があっても気にせずに進みがちです。
しかし、弾き急がないで、一弦一弦、弾いて音を確かめながら、指の押さえを工夫しながら、演奏の音を確かにしていく態度、これが大切なんだ、こう「この音とまれ!」は改めて教えてくれます。
前回のブログで取り上げた51話では特にそのことをやはり思い出させてくれました。
それにしてもこの作品は、楽器のジャンルを超えて、音楽の本質をついてくる作品だとよく思います。
今日は朝に10分ほどギターを弾きましたが、一音一音普段より大切にして弾きました。一弦一弦の音を確かめたりしながら。
51話では、演奏指導の晶が部員たちの奏でる琴の音色を聞いて安堵の表情を浮かべていました。一音一音の確かさをきっと感じたのだろうと想像されましたよ(^-^)
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