オリンピック閉会式でマリオに扮した首相の今回の所信表明に、マンガ、アニメ、ゲームなどのポップカルチャーへの言及はあるかなとも思い読みましたが、今回は見当たらず。
個別の分野について言えば、介護、農業、観光に言葉を多く割いていたように思われます。
そこで目を引いたのは、旅行収支が昨年初めて1兆円の黒字になったこと。外国人観光客は3年間で2倍以上に増えたこと。
このブログでも何度か取り上げていますが、今後人口が減少していく、日本のポップカルチャーやコンテンツ産業の未来のために、やはり海外市場の開拓や海外のファンを呼び込む創意工夫が大切だと思われました。
海外からの観光客の急増は、円安という要因もありますから、努力を続けないと急激な円高や東京オリンピック以降の状況によっては、著しく減少する可能性があるかもしれません。そうならないためにも、海外でのファンづくりが必要。その中でポップカルチャーの果たす役割は小さくないと思われます。先日の京都国際マンガ・アニメフェアでもその感を強くしました。
僕自身もオリジナル曲「桜〜北に舞ふ花びら〜」は、国内よりも、海外の人がダウンロード配信や定額音楽サービスで聴いてくれています。
国内あっての僕の表現活動ですから、もちろん内を充実させたいと思います。と同時に試行錯誤の中で、海外に向けた新しい仕掛けを地道に工夫していきたいですね〜。