「鳥の詩」の歌詞の麗しさ | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

このブログでも度々取り上げているアニメAIRのオープニング曲「鳥の詩」。最近、イベントで歌うために弾き語りの練習をしております。良い曲だなぁとつくづく思います。

メロディーの美しさは、例えば7月28日のブログでも取り上げましたね。
この詩の魅力はメロディーの美しさにあるとも思いますが、やはり歌詞に惹きつける力があります。
幼い頃の自分をおもい出させるのです。
特にBパートの

子供達は夏の線路 歩く
吹く風に素足を晒して

という歌詞に懐かしい夏の日々への想いが不意に湧き上がります。

冒頭のサビの

消える飛行機雲 僕たちは見送った
眩しくて逃げた

というフレーズもジンときますね。
そして、1番を締めくくるサビ

わたつみのような
強さを守れるよ きっと

この言葉の花束に日本語の麗しい調べを感じるとともにこの詩の目指す高みが伝わってくるのです。
鳥の詩ほどの歌詞はなかなか生まれるものではありません。作詞者の麻枝准さんの持つ経験と言葉の世界があいまって、このような珠玉の歌詞が生まれてきたのでしょう。
また、フルコーラスを通じて、英語の単語が全く入っていないというのも新鮮に思われます。

調べといい、歌詞といい、鳥の詩をアニソンの国歌というのも、あながち誇張ではないとも思われます。
アニメソングが好きなら、あなたにお勧めの曲ですよ(^_^)

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消える飛行機雲が写っていますね。