心の傷に向き合う物語〜アニメ「アクセルワールド」へ その2〜 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
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心の傷や闇に向き合う物語、アニメ「アクセルワールド」にそんな感想も覚えました。

ブレインバーストで活動するバーストリンカーたちは、全員が心の傷や闇を抱えています。作品中の主要な登場人物たちは、時に触れて自分自身の心の傷を語るのです。春雪は黒雪姫に語り、拓武は春雪に語る。
それは、実は勇気ある態度。
完全無欠に見える才媛、黒雪姫にもやはり傷や闇はあるのです。春雪を信頼しそれを語る姫。
この作品を見ていると誰もが心に闇を抱え苦しみながらも、高貴な魂はそれをバネにして飛躍していく、ということに気づかされます。

トラウマにいつまでも引きずられる必要はない、人はいまここから変えていけるのだ、己の人生を

心理学者マズローのような信念を感じる場面もありました。
視聴者、つまり僕自身の心の傷や闇にも向き合わせるアニメ。「アクセルワールド」はそんな深さのある作品です。