この京都造形芸術大学は実は「けいおん!」聖地でもあり、そしてAKB聖地の一つともいえる大学なのですが、このことは別の機会に触れるとして、今日、僕が特に見たかったのはマンガ学科。
卒業作品がストーリーマンガを中心にいろいろな形で並んでいました。
ストーリーマンガは手に取って読むことができました。
学長賞を受賞した作品は、高校教育の問題にふれながらも絵、筋ともに読ませる力作でした。
滋賀県の魅力を伝えようとしていたマンガ、男子の友情を感じさせる作品、ヤマタノオロチ伝説を援用したマンガ、初老の女性を主人公としたミステリアスなマンガ、そんな作品が印象に残りました。
また、マンガというよりはイラストにも思われましたが、花を擬人化した作品集もあり、興味を引きました。
展示中、とりわけ読んでいて絵もストーリーも気に入ったのはKoyukiさんの学園もの。
幼馴染の大切さに気付くという定番のラブストーリーですが、絵と話の筋がとても調和していて、また顔が消えて見えるという設定や話しの筋にちょっとした谷もあり、読ませる構えが光りました。
みかん賞を贈呈できるならこの作品かなと思いましたよ(^-^)
今後に期待したい描き手さんです。
大学のマンガ学科や専門学校のマンガ学科、以前に比べ増えました。
あなたがマンガ大好きなら、そんな卒業展をのぞいてみるのもいいかもしれませんね。