「少年ラケット」と『週刊少年チャンピオン』の決意 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

このブログでも何度か取り上げている「少年ラケット」。
『週刊少年チャンピオン』2015年45号で最新話を読み、編集部の並々ならぬ決意を読み取りました。

主人公イチローのライバル、ヨルゲンが卓球部の最強の先輩と話すシーンでは、先輩は1950年代に卓球界の王者であった日本を再び王者にするという抱負を語ります。そして時を同じくして、イチローと、先の先輩の弟にあたる同級生が話すシーンも出て来るのですが、そのクラスメートは漫画家を目指しており、かつて王者であった『週刊少年チャンピオン』を再び王者にして見せる抱負を語るのです。
もちろんこれは、ヨルゲンの先輩が言う、中国が覇を唱える現今の卓球界での王者奪回と重ね合わせていますが、ここにチャンピオン編集部の強い決意が見えました。
チャンピオンが王者だった時代を取り戻す覚悟なのでしょう。

かつて『週刊少年チャンピオン』はマンガ界でまさしくチャンピオンであった時代がありました。1970年代後半、「ブラックジャック」「ドカベン」「がきデカ」「月とスッポン」などの名作が連載されていました。そして今、チャンピオンは再び興隆の時代を迎えつつあります。
「弱虫ペダル」「刃牙道」「ドカベン」「侵略イカ娘」「吸血鬼すぐ死ぬ」などの人気漫画が多数連載され、他にも僕が注目するこの「少年ラケット」「錻力のアーチスト」「ハリガネサービス」「鮫島、最後の十五日」「囚人リク」「クローバー」(←次号最終回がかなり残念)など魅力的な作品がそろっています。

今後の「少年ラケット」、そして『週刊少年チャンピオン』から目が離せません!


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