ブラジルの蛍と「Lambada」 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

6月は蛍にちなんだ曲を2回紹介しました。
近所では蛍が飛び始める時期になりました。そこで思い出したのは、数年前の蛍鑑賞。
同じシェアハウスにブラジルから来た日系人の女性が住んでいました。
首都ブラジリアに実家がある人で、環境問題の研究で京都に留学していました。その人と一緒に自転車で蛍を見に行きました。左京区の北白川疎水という場所です。
ほのかな蛍の光を見て、彼女は言いました。
「日本ノ蛍ハ光ガ弱イデス。ブラジリアノ蛍ノ光ハトテモ明ルイ」
それを聞いて、熱帯だから蛍もきっと大きくて力強いんだろうな、と興味深く思ったことでした。
彼女がブラジルの森林破壊をとても悲しんでいたこと、
ブラジルの肉が美味しいと話していたこと、
日本の治安の良さを褒めていたこと
を思い出します。
そして、ランバダの話をし一緒にメロディーを口ずさんだことも。
ランバダはブラジルを起源としながら南米の様々な音楽の要素がミックスされた音楽と踊りのジャンルです。男女で密着して踊るダンスがとても官能的で話題になりました。
このダンスのための曲として、フランスの多国籍バンド「カオマ」(Kaoma) が1989年に「Lambada」という曲を発表し世界的にヒットしたのです。日本では石井明美さんがカバーしました。僕が口ずさんだのはこの曲のメロディーでした。それがすぐにブラジル人の彼女に通じたので、音楽は国境を越えるものだなと実感したことでした。そして、ブラジルのアマゾンの環境破壊が日本の環境にも響く時代に僕たちは生きています。
あなたが「Lambada」を懐かしく思ったら久しぶりに聴いてみるのもいいですね^_^



http://youtu.be/iyLdoQGBchQ