あなたはなぜ歌をライヴで歌うのですか?
あなたはなぜ歌を発表するのですか?
この問いに、各者各様の答えがあると思います。
もしも僕の答えを切り詰めて言うならば、
僕にとって
歌は述志。
以前、自分の思いを託するものとして、和歌(短歌)を詠んでいました。それは、口に馴染みやすいということもありましたが、先人たちがいろいろな局面で、自分の思いや志を三十一音に託していたことに風雅を感じていたからです。
そして、ある時から、言葉を削ぎ落とした和歌では、表しきれないものも表したいと思うようになってきました。しかもそれは、メロディーを伴っていました。
それを初めて表したオリジナル曲が、
「勝利は君のために」という曲でした。僕が路上ライヴで初めて弾き語った歌が、この曲でした。音域を広げ過ぎた曲のため、レコーディングもせず、今は歌っていませんが、大事な曲の一つです。
出演イベントによっては、述志というよりは、その趣旨にあった曲や盛り上げるカヴァー曲を歌っていますが、
音楽活動では、歌は述志という原点を大切にしていきたいと思います。