三陸鉄道を走る | みかん一座のブログ

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愛媛のまじめなミュージカル劇団「みかん一座」のメンバー日記!

岩手県宮古駅から、久慈駅に向かう翔太君の運転する列車に乗って三陸鉄道を走りました。

翔太君は、田老第三小学校3年生の時、かまぼこ板に列車の運転士になる夢の絵を描いて、愛媛県西予市にある美術館、ギャラリーしろかわの「かまぼこ板の絵展覧会」に送りました。
東日本大震災が起こった3時間前に、ポストに入れたのです。
このポストです。
田老の町は津波で大変な被害が出ましたが、かまぼこ板の絵は数日後、ギャラリーしろかわに着いたのです。奇跡のかまぼこ板の絵と言われました。翔太君の友だちや担任の先生の作品も一緒に届きました。
その当時のギャラリーしろかわの浅野館長が、その時から彼らとのご縁を大事につなぎ彼らを見守り続けてきました。
翔太君は夢を現実にし、三陸鉄道で運転士として働いています。
彼が三陸鉄道に入社したとき、岩手日報の新聞に「夢を叶えた少年」として記事が載りました。
その時、翔太君は「お世話になった愛媛の皆さんに僕の初めて運転する列車に乗ってもらいたい」と話していました。浅野さんや田老のこども達とつながってきた皆さんは大感激。ツアーを組んでみんなで乗りに行こうと楽しみにしていましたが、コロナで動けず叶いませんでした。

今回、皆さんの想いをもって私は乗りました。真剣に安全運転している翔太君を見守りながら、感激しました。
明日は田老でいろんな方に会って、方言などを教わります。