沖縄県発行の資料Q&Aを読みました。分かりやすく納得できる点も多かったですが、一点、気になるところがありました。
日米安保についてです。
沖縄県は「日米安保の必要性を理解する立場」だと記されています。さらに、日米安保が「日本と東アジアの平和と安定の維持に寄与してきた」とも書かれています。
なぜでしょう?
日米安保があるから、朝鮮戦争やベトナム戦争に日本から米軍機が離陸するなど、米の戦争に加担してきました。
また、日米安保のせいで、集団的自衛権などと言う解釈改憲がされ、米軍が戦争を仕掛ける所に自衛隊も行くという、全く違憲である事が通ってしまいました。
帰りのバスの中で聞いたところ、オール沖縄は全員が日米安保に反対している訳ではない。日米安保反対派だけでは、辺野古の闘いができないとの事でした。
辺野古基地建設は反対という点で一致しているのが、オール沖縄だそうです。
また、辺野古ができれば普天間は返還されるので、基地建設はやむを得ないと言う人も少なくないそうです。
でも、もし辺野古ができても、普天間飛行場は返還されません。そんな事は言うまでもなく、皆さんご存知でしょう。普天間の滑走路は2800mですが、辺野古はずっと短いのです。
米軍は普天間返還の条件として、那覇空港が使いたいという事です。
国は辺野古移設によって、普天間の危険性が除去できると言いますが、国の計画では12年必要と。その間、危険な普天間飛行場を使い続ける事になります。
沖縄県は普天間飛行場の速やかな閉鎖撤去と、県外、国外移設を求めています。
注)沖縄県発行の「沖縄から伝えたい。米軍基地の話。Q &A」を参考にしました。