高齢者よりニートを働かせろ⁉️ | 統合失調症mikanの「差別される側の論理」

統合失調症mikanの「差別される側の論理」

mikan個人のブログにしましたが、精神障害の話が中々書けなくてすみません。どうしても政治のほうが興味があり、ついつい政治的な話題になってしまいます。FBFには、「障害者が政治を語る」ところが、私のブログの売りだと言われました。

70歳まで働かせようという閣議決定に対し、様々な批判が溢れました。


高齢者も働きたいという意欲を持っているという理由でしたが、70歳まで働いて本当に幸せなの?とか、年金運用のツケを高齢者の労働でごまかすのか?とか、職場は老人ホームではないなど、紹介しきれないほどの意見がありました。


その中で私が1番ドキッとしたのは「若い世代のニートを働かせるのが先だ」という意見です。


ニートとは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとった略語が「NEET」で、日本語でもニートと呼んでいます。つまり、教育を受けておらず、職業訓練もしておらず、雇用されてもいない人たちです。


ただ、ニートの定義ですが15歳から34歳まで。35歳以上はニートと呼ばないようです。ただ、35歳以上の人に対して「中年ニート」という言葉もありますが、それも44歳まで。それ以上の年齢でも、働いていない人もいます。


私の知人の甥ごさんは53歳になりますが、大学を卒業してからその歳まで、1度も職に就いた事がありません。でも、引きこもりではないので、旅行に行ったり遊びに行ったりはするそうです。


この例は特殊かもしれません。ニートの中には就労してうまくいかず、働けなくなってしまった、という人が多いと思います。1度も働いた事がないという人は少数でしょう。


私は自分でニートだと思っていましたが、年齢的にニートではないようです。引きこもりには年齢は関係ないので、引きこもりとは言えると思います。


内閣府による引きこもりの定義は

「趣味の用事の時だけ外出する」「近所のコンビニなどには出かける」「自室からほとんど出ない」といった状態が6カ月以上続く人です。


私が若い頃はニート、その後も無職、引きこもりになった原因としては、やはり障害のせいです。ただ、私が女性だという事、結婚している事で働かなくても白い目で見られない、という事はあるでしょう。


ニートになった理由は皆さんそれぞれあるでしょう。それを一括りにして、働くよう強制しても無理があると思います。職場に適応できない、失敗したので、次も失敗するのが怖くて働けないような人は、いったいどうしたらいいんでしょう。


ニートが働くには、ニート向けの職業訓練とか、カウンセリングとかが必要になるんじゃないでしょうか?


一括りにして、高齢者よりニートを働かせろ、というのは極論だと思います。



以下の記事より引用させて頂きました。

https://neet-chan.com/?p=3271