福島県南相馬市が公表したという
ホールボディーカウンターによる
市民の内部被曝の検査結果が、
河北新報と福島民報のニュースを読んで
なにか判然としなかったので
南相馬市のホームページを
のぞいてみました。
以下、南相馬市のホームページより
南相馬市総合病院で、実施したWBCの検査結果は次のとおりでした。
1.検査時期 平成23年9月26日から24年3月31日
(前期 23年9月~12月、後期 24年1月~3月)
2.受診者 南相馬市民9,502人(大人7,814人、子供1,688人)
3.検査機器 キャンベラ社製WBC
4.検査結果
(1)大人、子供とも、セシウムの検出率は下がっている。
20Bq/kg以上の子供は、0.24%
大人に比較し、子供のセシウム検出率は低く、かつ減少率も大きい。
(2)9~12月と1~3月を比べると、
セシウムの検出率は、大人、子供とも順次低下した。
(3)検査月別のセシウム検出率は、
大人、子供とも月ごとに減少し、3月で6.9%まで減少。
(4)セシウム137の検出量が
1回目の検査で20Bq/kg以上の大人の再検査の結果、
114名中ほぼ全員の112名(増加2名)が減少傾向です。
*増加した2人は共に、60歳以上の男性でした。
原因として食品による慢性摂取が疑われますが、
家庭菜園や水、野外活動の程度などの原因は明らかでありません。
現在精査中です。
(5)セシウム137の検出量が
1回目の検査で10Bq/kg以上の子供の再検査の結果、
67名全員が減少しました。
*
それにしても・・・
南相馬市民の内部被曝検査結果に関しての
ニュースから、
共同通信、河北新報、福島民報が
いかにテキトーに記事を書いているかが
よく実感できました(苦笑)。
南相馬市の人口は
6万5千人ほどだそうですが、
検査を受ける人を
どのように選んでいるのでしょうか。
そしてやっぱり気になるのは
検査数値が増加した
60歳以上の男性2名。
はやく原因が知りたいです。