農業従事者と放射性物質 | 食と健康を考える

食と健康を考える

食と健康に関わること、思いつくまま綴っています

農業情報研究所、北林氏の
5月11日の記事より・・・

フランスで、
パーキンソン病が、
農薬が原因となる
農業従事者の職業病
として認められたそうです。

このル・モンド紙の記事に関連して
北林氏は次のように述べておられました。

   *

それにしても、
農業者の農薬関連職業病が
日本で認められるのは
何時のことだろうか。

まして、
1000ベクレルを超える農地で働く
福島の農業者の

放射線被ばくによる
さまざまな健康障害が

職業病と認められる日は
永遠に来そうもない。

人びとの関心は専ら食品安全に向いており、
農業者の健康など意識にものぼらない。

    *

これには、はっと胸をつかれました。

農家の嫁として20余年・・・

農業従事者が、
農薬や粉塵などさまざまな要因で
健康を害しているのではないか
ということは、

常々感じてはおりましたが・・・

放射性物質で汚染された大地に
一番密着しているのは、
農業従事者だったではないかと、

今さらながら愕然とする思いです。

福島の農家の方たちは
収穫したものが食べてもらえなくても
作物を作り続け、
農地を守っていくと
おっしゃっていました。

その切実な思いに、
現実はどんな結末を
突きつけるのでしょうか・・・