ウィキペディアで調べていたら、
ぶらぶら病に関連して
こんな記述もみつけました。
*
原爆投下時に、いち早く広島に入り、
原爆症の科学的解明と
被爆者の医療および看護の基本方針を明らかにした、
都築正男教授(東京帝国大学医学部外科学)
による報告では
「広島および長崎で被爆したが、
幸にして死亡を免れて
生存し得た人々のうちに
、
晩発症として、白内障、白血病、
再生不能性貧血(原文ママ;再生不良性貧血)等が
発生していることは、すでに知られている。
しかし、現在最も注目せられることは、
私が「慢性原子爆弾症」
と名づけることを提唱した病態であって、
疲れやすく、根気なく、感冒、下痢などにかかりやすく、
生気の乏しい状態を示すものが可なり多いことである。
主として、放射能威力による内臓-
骨髄、肝、腎、内分泌臓器、
生殖腺等―の障害に基く機能不全、
乃至機能変歪によるもので、
その結果として
生活予備力が不足することに基づくもの
であろうと考えられている。
ビキニの灰を被ることによっても、
類似の慢性放射能症が惹起せられ、
抵抗力の弱いものとなる可能性があると思う。
ただし、これ等の慢性症のことは、
医学的になお未知の領域に属するものであって、
今後、研究の進むと共に、
その予防ならびに治療対策も考え得られることと思う。」
と記載がある。
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都築教授の報告がなされたのが
昭和29年だそうです。
それから今日まで
これだけの月日がたっても
いまもって、意図的に・・・
医学的になお未知の領域に
されたままなのです。