今日は、眉下切開での上眼瞼のたるみ取り手術のご紹介です。
今回ご紹介させていただく患者さんは、60代前半の女性の方です。
まずは、手術前から手術後までの写真をご覧ください。
術前と術後3か月の比較です。
あまり大きな印象の変化がないのが、「眉下切開」の特徴なのですが、客観的には眉の位置が下がり、私の主観としては柔らかい印象になっていると感じます。
気になる3か月目の傷跡の拡大写真です。偶然、左右で光の感じが異なる写真になりましたので、光の当たり具合によって見え方が異なる点も参考になるかと思います。
傷跡の経過は体質に依存するところが大きいのですが、術後3か月の時点ではまだ傷跡が赤い方も多くみられます。半年もすると白く目立たなくなりますので、その間はメイクなどで隠す必要があると思います。また半年目頃の経過写真をご報告したいと思います。
【術式の概要】
眉毛下の皮膚を局所麻酔下に切除。眼輪筋は温存。
切除の差大幅は8mm
非吸収糸で皮下縫合。皮膚はナイロンで単結紮縫合。
【リスク・副作用】
術後の腫れ、痛み、内出血、シスト形成、傷跡の肥厚性瘢痕
眉毛の変形、上眼瞼皮膚の引きつれ、二重の変形