たるみ治療のアプローチについて、先日から書いてきました。
繰り返しになりますが、たるみに対しては総合的なアプローチが必要だと考えています。
具体的には、溶ける糸(受け入れ可能なら溶けない糸)、ヒアルロン酸注入、ボトックス、HIFUやRFなどの機械系治療を必要に応じて組み合わせることが必要です。
そこで、今日は、溶ける糸によるたるみ治療についてご紹介します。
この施術は、東京のセミナーに参加して(その時の記事はコチラ)学んだことを実践したものです。
行った施術は、溶ける糸4本を使用したリフトです。
施術前後の写真です。
実はこの施術を行うにあたっては、セミナーで講師をされた平井先生の渋谷イーストクリニックを後日受診し、私も実際に平井先生に同じ糸のリフトを行ってもらいました(セミナー費用も自腹でしたが、施術もモチロン自腹です!)。平井先生も、セミナーに引き続き、詳しく解説しながら施術を行ってくださり、理解がより深まりました。また、私がこの施術をマスターしたいということ知ったクリニックの看護師さんが、施術の一部始終を動画に撮影してくださったのも貴重な参考資料になりました。看護師さんがお二人いらっしゃたのですが、お二人とも本当に親切にしてくださって心から感謝しています。
まさに体をはって体得してきたわけですので、実際に自分が施術を受けてみて痛かったポイントや、気づいたことなどを今回の施術に活かすことができました。経験してみないとわからないことってあるのです。
そのような経緯で、写真のモニターさんは施術第1号の方ですが、まずまずの結果だと思います。
次回、さらにヒアルロン酸注入で修正を加えた結果をご紹介します。
吸収糸によるリフトについて
【施術の概要】
吸収糸(PDO)を法令線のラインあたりから上向きに片側2本ずつ挿入
【麻酔】局所麻酔
【施術時間】約30分
【効果の持続期間】約半年(見込みであり、まだ不確定)
【料金】未定
【合併症】
痛み、内出血、感染、局所麻酔の影響による一時的な眉毛下垂(顔面神経側頭枝の一時的麻痺)、皮膚のひきつれ・くぼみ