販売の仕事をしていた時、
『商品は生モノ』だと思っていました。
扱っていたものは、女性物のバッグや化粧ポート、
アクセサリー類でだったのですが、
でもそれらは、痛みこそしないけど、
『生きている』と思いながら販売していました。
最初、若い時は違いました。
こんなに物が溢れてしまう前は、
お客様も物に飢えているのか
というように

買い物をされていたので、
販売する際のセールストークが違いました。
感覚的な言葉『お似合いですね』などで、
簡単に買い上げにつながっていくケースが多かったんです。
でも、だんだんと『持っていないものの方が少ない。』
という時代になっていくと、売り方も変わっていきました。
というか、今までの方法では売れなくなっていきました。
お客様が使うシーンや用途など、バックグラウンドを想定し、
より個人的な接客になっていきました。
そうなってからです、『生モノ』だと思うようになったのは。
同じ商品でも、並べる場所や順番、
どこに置くかで全く見え方が変わるので、
お客様の反応が変わります。
サイズや機能や素材の特徴を熟知し、
商品1つ1つを丁寧に説明できるようにし、
お客様へ紹介していきました。
これ、あたりまえのことなんですけど、
ずっとやっていると意外に手を抜いてしまって、
『ほっといても買う人は買うし、買わない人は・・・』という
スタンスになってしまいがちなんです
そしてもう1つの思いがあります。
お買い物自体を楽しんでもらうということ。
そして、お客様にその品物を手に入れてもらったことで
ほんの少し幸せになってもらいたいということ。
商品ありきの時代から、人と人とのつながりのような
接客方法になっていったのですが、
もっと前から、こういうことを意識してやれていたらよかったのにな~
って今になって思います。
なぜなら、もう少し違ったことが見れていたかもしれないですから。
な、長い・・・・です・・・・ね

網さんへ
本、とどきまして、田崎さんのと並行読みしています。
とても、参考になっています。
ありがとうございます


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