ブログを読んで見てくださった皆様、コメントをくださった方、本当にありがとうございました。



私も、放送で初めて見させて頂いたのでドキドキしながら見ました。



放送日当日は偶然にも、沖縄に行く日と重なり、シニさんのご家族と一緒に見ることができました。



放送時間前からそわそわしてスタンバイしていたのですが、いつも20時頃には寝るはずの陽向が寝ません!



寝かしつけを終える前にドラマが始まりました。





彼はドラマ内の踏切に釘付けでした。



この後は無事に寝てくれたので、ゆっくり見られました。



ドキュメンタリーを見て、ここには書きませんがシニさんのお母さんが呟いた言葉がありました。


その言葉はまさに、私がずっと引っかかっていたこと、モヤモヤしていたことを表すものでした。



何を見ても、何を聞いても、シニさんの死について受け入れたり、寂しい思いが癒されたりすることはなくて、自分自身が、自分の気持ちとどう向き合って生きていくかを考え続けていくことが今の私には大切なのかなと改めて思いました。



そしてその場にいた皆でいろいろと話した後、



「シニは、確かに幸せだったと思う。」



そう呟いたシニさんのお母さんの言葉が、私の不安や葛藤を軽くしてくれました。



今回、沖縄の皆さんとこの番組を見られたことが、本当にすごいタイミングであり、不思議な巡り合わせだったと思います。



いや、それは本当に偶然だったのか。



そうも思ってしまいます。



後日ドキュメンタリー番組を見た陽向が、


「とーしゃん、ひな(陽向)、抱っこ」


と喋りました。



そこには、確かに陽向をその腕に抱いたシニさんの姿がありました。



愛しさや喜びの笑顔がありました。



たくさんの奇跡が重なり生まれたこの小さくて大きな命が今ここにあるということは、本当に本当に幸せなことだと噛み締めています。



そしてまた、それぞれの人にはそれぞれのストーリーがあって、今こうしている間にもたくさんの悩み、課題、不安が生まれています。



それらを乗り越えたり、それらに向かい合ったりしながら、一生懸命生きている命すべてが美しいし、尊いし、かけがえのないものであることを、改めて感じました。



それから、今回の取材でお世話になった皆さんと出会えたこともまた、私にとって幸運なことだったと思います。



(もちろん不運なことも日々あって、今はすべて後厄のせいにしていますが、来年からはどうしようかなあ…(笑)と思うなどしています!)




一昨日から、NHKオンデマンドの方でも配信が開始したようです。



単品での購入もできるようですので、リンクを貼らせていただきます。



ドラマ(90分)に加えてドキュメンタリー番組(30分)も配信されていました。





ドキュメンタリー内で流れたシニさんが残した手紙は、こちらの記事になります。





本当に素晴らしい機会を頂けたことに、感謝しかありません。



私は今とても、「生きている」と感じています。



生きているということ


いま生きているということ


泣けるということ


笑えるということ


いまいまがすぎてゆくこと



私は、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩が好きです。



今私は、シニさんが嫉妬するくらい最高に「生きている」なあと思います。