もう、記事も色々出ていますが。。。

私はそもそもクロフォードのファンですので相当注目していました。

今現在のカネロよりもクロフォードが劣っているのはフィジカル。

あとはもしかしたら技術、特にディフェンス技術。

この二つが劣っていたらカネロの一方的な試合になるかもしれないと思っていました。

 

ですがフィジカルで全然負けていませんでした。

 

そして驚いたのはディフェンス技術も凌駕していました。というよりもオフェンス技術も。

 

私が思うクロフォードのオフェンスの凄さはショートレンジでの手数と精度。

右のパンチを実に上手くショートで合わせ、そのあとの連打も当てまくる。

決して強く打っているように見えないが実際、例えばダウン経験も無いスペンスは転がされた。

カネロもバランスを崩していた。

かつてSミドルの猛者たちやGGG、ビボルのパンチでも効いた素振りをほぼ見せていなかったのに。。。

 

ドーピング疑惑や採点優遇疑惑などで揶揄されることもあるカネロだが私は彼のディフェンス技術と

カウンターにはいつも惚れ惚れしていた。

それが通用しないのは、、、少し淋しい気もした。

 

それにしても。。。Sミドル。Sウエルターすら1試合しかしていないクロフォードがSミドルのカネロ相手に

フィジカルで劣ることなく足も今まで通り動かせていたのは一体どういう事なのだろう?

 

ボクシングにおける階級の壁。これは必ずあるとは思うがその壁は個人によって実に差があるのだなと実感した。

 

そしてボクシングというものはどちらが勝つのか分からないそんな両者が戦ってこそボクシングの醍醐味だと

改めて実感した。

 

久しぶりにボクシングを堪能出来て良かったと思った。