いま季節は初冬
夏の猛暑に苦しんだ犬たちにとって、
次に待ち構えるのは冬の寒さ…
ご近所で育てられている犬はざっと10頭はいる
その内室内飼育は約5頭
その他は知る限りは外に繋がれ夜も過ごしている
でも、
そのすべてのお宅の家主さんたちは、必ず毎日、
多い人で朝と夕方、必ず毎日散歩をされている
犬は散歩が大好きだ
どんなに長いリードで行動範囲が広くても、
どんなに囲いのなかで自由に動いていても、
散歩に行くとなったら、
そろそろの時間に鳴いて知らせて、
耳を潰して、
跳び跳ねて、
嬉しい気持ちを存分に表現する
犬たちに、
『みんなの楽しみはなに？』って
尋ねたらきっと、
『お食事とお散歩!!』って
答えるのではないだろうか
なかでも
散歩は、
あの子達にとっては何より楽しみかもしれないと私は思う
『殺処分ゼロ』という言葉の向こうに何が見えてきただろう…
自由を奪われた犬たちの姿が私には見える
毎日の散歩すら
思う存分行ってもらえない犬たちの姿が私には見える
皆さんには
『殺処分ゼロ』という言葉の向こうに
犬たちのどんな姿が見えていますか？
『殺処分ゼロ』の向こうには、
犬たちが、
飼い主である家族に、
たくさん撫でられ抱き締められ、
笑顔で一緒に散歩している
楽しい姿こそが、
本当に見えてこなくてはならない姿だと
私は信じます。