最近、新聞の読者投稿の欄に、
動物との関わりについてのご意見が増えて来ました。
メディアでも犬猫の殺処分問題などをテーマに、保護犬や保護猫などを取り上げる番組が増えてきて、生活に密接な問題として、関心が深まりつつある現れなのだろうと感じています。
なかでも、生物を媒介とした感染症については人間社会を脅かす問題として、その関心はさらに高いようです。
今年7月下旬、
去年の夏頃50代の女性が、助けようとした
野良猫に噛まれ、
SFTS =重症熱性血小板減少症候群で死亡、
哺乳動物を介し感染し人間が死亡したのは
世界で初めてであるいうニュースが報じられました。
興味深く関心を持たれた方は多いと思います。
そのお一人が投稿されていた記事をご紹介します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170903/09/mikadoya-kohsuke/a4/95/j/o0631096014019080553.jpg?caw=800)
先日はNHK の『クローズアップ現代』でも、
『命を奪うマダニ感染症
身近な猫や犬も危険!?
山里から都市へ急拡大』
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=992469380894578&id=189455884529269
というタイトルで、放映されていました。
近年、鹿やイノシシを始め熊など、
本来野山で生息すべき野性動物が人里へおりてきています。
それは温暖化や人間の土地開発などが原因となり、野性動物の食べ物を減らし、生態系の変化に起因するのであろうと考えられます。
その際に、野性動物に付いていたマダニが、
人里で落下、
そうして私たち人間や、身近な犬猫達に、高い頻度で付着しているという構図なのだと思います。
散歩から帰って愛犬の身体を確認すると、
毛の表面にダニの付着を見つけることがよくあります。
さらにブラッシングしたり黙視でよくよく確認していても、血を吸って少し膨らんだダニを翌日発見することもあります。
定期的なノミ・ダニ予防の投薬がますます欠かせません。
人間と共に暮らす犬や猫にまで、
その危険性がおよぶ昨今、
では、
人間との関わりを持てない野良犬、野良猫はいったいどうでしょうか。
きっとマダニや、蚊を媒介とする感染症、その他の感染症の危険性に、
まともに直面していることでしょう。
これ以上、
不幸な犬猫を増やしてはなりません。
投稿者さんが言われています…
『動物を守ることが人間を守ることになる』
『捨てられた動物のリスクが人間のリスク』
まさにその通りだと私も、強く感じました。
因果応報という言葉があります。
真上に吐いた唾が、
今まさに、
人間の真上に落ちてきている様子だろうと思います。
未だに減らない犬猫の遺棄。
また、
飼い犬や飼い猫であっても、
十分なケアをしない飼い主。
ペット関連市場が1兆円を越えるほどまでに拡大成長し、
犬猫を始めとする愛玩動物達と生きる現代社会。
その社会を思うように動かす私たち人間は、
『動物を守ることが人間を守る』
もう少し身近な言葉に変えるなら、
『ペットを守ることが家族を守る』
という事に、気づかなくてはならないと思います。