元飼い主さんへ | イニシャルK のブログ

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必ずどこかにいる元飼い主さん、

この子のことを覚えていますか?

推定5歳以上のメス。






昨年の9月、あなたが集会所に置き去りにしたあの子ですよ。
フードとリードを一緒に。





最初に発見なされた方は、リードとフードをみて、

           『この子は捨てられたな』

そう、第一印象感じたそうです。

首輪をしたままだったのは、飼い犬として殺処分されないようにと、最後の慈悲のおつもりだったんですか?

9月26日に私が保護するまでの約三週間、この子はここで、地域の方に食べ物を提供してもらいながら生き延びていました。

お世話なされた方や目撃された方のお話では、
自動車が前を通過するたびに表に出てきて見ていたそうです。

ここを離れることなく、あなたが迎えに来てくれるのを、ただひたすらに、信じて待っていたのでしょうね…。














市役所から広報が市全域に流れ、さらに県警からも地元警察署からも拾得物としてのお知らせがありました。

でも、それから3ヶ月の預かり期間、結局あなたは迎えには来てくださいませんでしたね。

私たち家族はこの子を、

                    『マロン』

と名付けました。

秋の出逢いと、栗のような茶色い毛のくりくりしたかわいい子。


           

マロンは、先住の愛犬達と共同生活をしながら、里親さんとのご縁を待ちます。




元飼い主さん、
あなたはマロンを捨てなくてはならない、
何か特別な事情が起きたのですか?

マロンはフィラリア陰性でした。さらに、
避妊手術を実施する際、切開の形跡が見られたため、一旦中断するハプニングがありました。

保護からすでに10ヶ月が経過しようとしますが、未だヒートは来ていません。

避妊去勢手術もすでに済まされているのではありませんか?

そこまでマロンのことを大切になさっていながら、なぜこの子を置き去りになされたのですか?



マロンはドライブが大好きです。

あなたと自動車で出掛けることもあったのでしょうね。





そして、人間が大好き。

撫でてほしくてほしくて甘えん坊。



なのにどうして…。



マロンを捨てた元飼い主さん、

あなたはこのどこかで、
犬を遺棄するという犯罪を犯しておきながらも、日々を悠々と暮らしておられるのですね。


マロンの精一杯生きようとする後ろ姿を見たとき、捨てたあなたのことを思います。



マロンは私が守ります。