オーム電機 豊作ラジオの改造 |  トミー中村の公式てきブログ    Powered by Amebaっぽい

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巷で噂のブログへようこそ。和を大切にしましょう。

新しい生活様式…

 

街へ繰り出す人は減り、家の中で過ごす人が

多くなりました。

 

巣篭り生活、このご時世ですので、仕方がないです。

 

しかし!

 

こういう時こそ、ラジオの改造が捗るというもの。

 

手術待ち状態で保管してあった、オーム電機の豊作ラジオ

RAD-H390N 豊作ラジオPLUSです。

 

 

 

砂塵や雨を気にせず外で使えるという謳い文句の農家の味方、

家庭菜園の友、それが豊作ラジオです!

 

通常、使用時は単一電池を4本必要とします。

 

電池の容量が大きければ、持続時間も長くなるもので、

 

諸元表にはAM/FMどちらを受信した状態でも200時間を超える

動作時間。歴代の豊作ラジオシリーズ

(RAD-H039N,RAD-F439N等)の中では短い時間だそうですが

一週間鳴らしっぱなしでも電池交換しなくても良いというのは

災害時の情報源として優れた値です。

 

開梱しました。

取扱説明書と、ショルダーストラップが付属。

 

電池を入れて、音鳴らしの確認が取れたところで、分解します!

 

分解した時点で保証が切れますので自己責任です♪

 

ストラップ取り付け用の金具は、外へ広げると簡単に外れます。

 

電池室カバーは、もちろん外します。

 

ねじ止めされているところを、ドライバーで緩めます。

 

パッカーン

これで素人が足を踏み入れてはならない領域に入りました。

 

それでは、どんな改造をするかを説明いたします。

 

歴代の豊作ラジオでは、単一電池を2本の電圧で使用し、

並列回路を組んで電池の持続時間を2倍にするという工作が

流行っていたようです。

 

並列なので、電池2本だけで使うことで軽量化が図れます。

 

先人の知恵は偉大です。

しかし、手元にある豊作ラジオPLUSで同じような工作を

されたレビューがなかなか見当たらず、回路設計が大幅に

変えられたのなら並列運用も厳しくなると思われ、少し

ギャンブル要素を伴います。

 

幸い、DSP仕様ではなさそうです。

 

更に、豊作ラジオPLUSのFM波の受信感度が悪いという

書き込みを見かけたものですから、ロッドアンテナも交換し

性能を向上させようと思ったのです。

 

ロッドアンテナ、このように格納されています。

 

水滴が入らないように黒い樹脂のようなもので固められています。

 

そんなことはお構いなく、分解を進めます。

 

ロッドアンテナを引き抜きますと

上の画像の通り、ロッドアンテナの外径に合わせた穴が

開いています。

 

今回、この太いアンテナに換装する訳ですが、もちろん入りません。

 

手持ちのφ9mmのドリルで拡張しました。

これでもアンテナが入らないので、やすりでシコシコ擦って

さらに拡張しました。

 

ロッドアンテナを換装したところの図。

ネジは少し宙に浮く感じになってしまうので、用心のため

ダクトテープで止めました(この画像では既に並列用の赤黒の

電線をハンダ付けしてます)。

 

そして並列化させるための線の引き回しは、先人の知恵に習い

間で交差させています。

手持ちのコード1.25sqを使いましたが、こんなに太い線でなくても

良いと思います。

 

角度を変えて、赤と黒の配線の位置関係です。

 

加えて、アンテナと本体の穴の隙間を

バスボンドQ(コーキング剤)で埋めております。

 

 

ここまでやった、よし、完成だ…!?

 

これで電池を入れると、

 

 

大変なことになります

 

発煙、火災、爆発…

 

そうです、大事なことをしなければなりません。

 

元々が単一電池の直列回路なので、

電池室のワイヤーが短絡されてあるところを切断しました。

 

これで火災炎上の恐怖からは逃れられるでしょう、きっと。

 

画像に移りこんでいる、電池でないような得体の知れない物体は

先日レビューしました、電池変換アダプターです。

 

電池を2本入れました、の図。

工作が正しければ、音が鳴る可能性があります。

上段に2個、電池を入れても3Vで動作するかな…

 

そして、スイッチを入れますと

 

音、出ました♪

 

ロッドアンテナが長いので、縮めてもハンドルよりも上に

飛び出た形になりましたが、FM放送波も良く受かりました。

AMのフェライトバーアンテナが5cmぐらいしかなかったので、

補完放送(所謂ワイドFM)を聴くのにちょうど良いです。

 

 
ここまで書いておいて、一つ、ご注意願いたいのは、
決して豊作ラジオを買って改造しましょうと煽っている訳ではなく
 
く、苦しい…
 
 
もし、私の記事をご覧になって、ラジオの改造を行われる方は
自己責任で、お願いします!