平成の締めくくり |  トミー中村の公式てきブログ    Powered by Amebaっぽい

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巷で噂のブログへようこそ。和を大切にしましょう。

いつから始めたのでしょう、定例の山登りも平成最後となりました。

この日は天気予報では午後から雨とのこと。

天気図及びXレイン画像を見て、入山の可否を判断しました。

私の見立てでは午後3時以降に雨が降るかと。

いつもより時間を繰り上げて入山しました。

前回、倒木などが行く手を阻み、山頂まで辿り着くのに随分と

時間が掛かったので、この日は途中の砂防ダムまでを目標に、

足を進めました。

何の苦労もなく砂防ダムに着きますと、時間に余裕があったので、

次なる目標として、滝まで移動することに。

砂防ダムから滝までの道のりは障害物が多くて、歩くのに難儀する

という経験則がありました。

ところが、誰かしら登山道の整備をしてくれていたようで、倒木などの

障害物は粗方取り除かれていました。

私はこの日、天候が気になり山頂まで行けるかどうか自信が

無かったせいもあり、鋸「侍一番」を持たず、軽装備でした。

これが功を奏したようで、行く手を阻む倒木が無いとなると

すいすいと足が進みます。

シダの新芽が青々と伸び、生命の息吹を感じますね。

 

途中の滝に着きましたら、水量が少なく、いつものように水を掬って

顔を洗うなどということは出来ず。滝の奥に地蔵らしきものが

鎮座しており、赤い前掛けが垂らされています。

それに手を合わせ、来る令和の時代の安寧と幸せを祈りました。

ここまでの間、蛙や沢ガニといった生物は確認されず。

まだ、それらの生物が活性化する時期ではないのでしょう。

 

20分ほど休憩したのち、時間に余裕があったので、山頂を

目指しました。

途中、直径1m近い落石と思しき花崗岩の塊が見受けられました。

この山域は花崗岩で出来ており、長い年月で崩れていくものと

思われます。

昨年の台風「平成30年台風21号」の影響で、この地も大きな

被害を被り、数多くの木々が北向きになぎ倒され、登山道を

塞いでいて、前回の登山ではそれを切り拓くのに随分と骨が

折れたものです。

その時と比べると、何方かが整備してくれたのでしょう、倒木も

多くが処理されており、歩きやすい環境となっておりました。

 

入山より60分程度で、頂上に達しました。

想定していたよりも、随分早く事が運び、幸運でした。

 

今回の山頂ご飯は、アマノフーズの中華粥。

風が適度に吹いており、涼しさを感じながらの食事。

 

遠く六甲山系の雲行きに目を遣りながら、至福の時を愉しみます。

上空は雲で覆われているので、この時期ならではの直射日光による

日焼けも気にせず、汗をかいたシャツもよく乾き、状況はすこぶる

良い感じ。

 

予報通りに雨雲が来るならば、まだ3時間程度の余裕が。

ひとしきり山頂での贅沢な時間を堪能した後は、下山です。

 

行きと帰りでは見える景色も違ってくるのが山行の醍醐味。

 

もう、四月も終わろうとしているのに、遠くに桜の木が。

緑の中に埋もれることなく咲く花の美しさに見とれてしまいます。

 

下山ルートは少し変えてみました。

眺望の良い丘があるので、そこで10分ほど腰を下ろし、遠くを眺め

鳥の鳴き声、木々のざわめきに耳をすませば、都会の喧騒を忘れ

心が穏やかになります。自然セラピーというのでしょうか。

 

人は、癒しを欲する生き物です。

 

何時間でもその場に居たくなる、そんな気も起りました。

しかし確実に雨雲は近づいています。

下山を急ぐことに。

 

10分程度で下山。この気軽さが良いのです。

 

怪我もなく、山行を終え、良い時間を過ごすことが出来ました。

 

帰宅してからしばらくすると、雨がぽつりと降ってきました。

 

暦を見れば、もう平成が終わるのかと感慨深いものがあります。

 

しかし凶事以外での改元というのは今まであったのでしょうか、

事前に改元を慶ぶという行為に少し違和感を覚えます。

 

来る令和の時代は、希望で満ち溢れ、夢が叶う、そんな時代に

していきたいものです。