今までに何度も映像化されてきた作品、
山崎豊子原作「白い巨塔」。
最初に映画化された作品が一番衝撃的な内容であることは
容易に推察されます。
腐敗した医学界。人間関係とカネ、誤診、そんな事柄を織り交ぜた
社会派の作品です。
あらすじについては、他に詳らかに紹介してあるサイトが
数多ありますので、ここでは書かないことにしておきます。
幾度も映像化されていますが、列挙してみると
映画(昭和41年・大映)
テレビドラマ(昭和42年、昭和53年、平成2年、平成15年、令和元年)
多くの人にとって、特に印象的なのは
昭和53年の田宮二郎さん主演のものでしょうか。
理由は皆さんのご想像の通りです。
先日、田宮二郎さん主演の昭和41年の映画作品が
Blu-ray作品として発売されるという情報を入手し、
予約しておりました。
届きました。
Amazonは仕事が早いですね。
昭和53年のテレビドラマ作品と違い、モノクロ作品です。
主人公の財前五郎は、来る浪速大学第一外科の次期教授選挙で
自らが当選する為に(当時の時代背景を考慮した上)色んな手を
尽くすのですが、大事なことを等閑にしていて、それが彼の今後に
大きな影響を及ぼす…
おっと、あらすじを書いてしまいましたね。
当時の俳優陣の迫力のある演技に圧倒されます。
この映画版を見た後で、テレビドラマ化されたもの
(昭和53年作品を除く)を見ると、拍子抜けするかもしれません。
田宮二郎さんの凄味というのでしょうか、作品が発表されてから
半世紀以上の時を越えて伝わってきます。
この作品の影響を多分に受けた続編が、昭和53年のテレビドラマ
作品とのこと。「続・白い巨塔」ですね。
どうせなら、そちらの映像作品も手に入れたいところ。
購入したBlu-ray作品のパッケージには、初DVD化の蔵出し作品、
発売日までシークレット扱いだったようですが
「九時間の恐怖」が同梱されていました。
こちらも田宮二郎(柴田吾郎)さんが出演されているようです。
どのような内容なのか、楽しみです。
※令和元年の「白い巨塔」の放送まで、あと一か月。
物語の忠実性、仕上がり具合が気になります。