こちらも先日の続き。
皇室の名宝。まさにその通り。
御即位20年 両陛下御結婚50年の記念特別展
皇室に様々な経緯で伝えられてきた
美術工芸品等の数々を集大成する大規模な展覧会となったようです。
これほどのお宝が一堂に集まることは本当に滅多にない気がします。
教科書に載っていないのが不思議だと知り合いが言っていたけれど
本当にそう思います。
日本が世界に誇る名宝の数々です

今回の展覧会にあたり
宮内庁が所管する近代の作品については
2つの観点から出品作品を選んだそうです。
1 帝室技芸員に任命された美術家たちが昭和前期までどのように皇室に関わってきたか
これまでの調査で分かっている範囲で紹介すること
2 戦災で焼失した明治宮殿をはじめ明治期に建設された
他の離宮の室内に調度として飾られた作品を紹介すること
伊藤若冲の掛け軸は なんと!30幅もあり
若冲の部屋といって良いほど見事でした

若冲の絵には美しい色彩表現に裏彩色という技法が用いられていたことが
30幅の絵のすべてに確認されています。
顔料のほかに有機絵の具を用いていることや
肌裏紙が墨色に近い濃灰色であったことも重要な要素である と書いてありました。
狩野永徳や丸山応挙の屏風の数々
酒井抱一や葛飾北斎の掛け軸たち
明治天皇のために作られた 正宗の短刀
東山魁夷や横山大観の屏風
蒔絵や燭台や香炉など
他にもたくさんの名品がずらりと並んでいて

丸一日くらいかけてゆっくり堪能したい作品ばかりで
時間が足りなかったです

それにしても 視察ツアーに行けて良かったなぁ

とても至福のときが過ごせたものね

本当に誘ってくれてありがとうね

皇室の名宝展は一期と二期に分かれています。
いまは 一期ね。二期も楽しみだけど
もう一度ゆっくりじっくり一期を見に行きたいな

みなさんも是非行ってみて下さい

感性の揺らぎはとても大切なのよ

五感の揺らぎは感性を養い
感性は情緒を育てるの