大阪府交野市 米粉お菓子教室
今日は米粉のメリット・デメリットについてお伝えします。
はじめに、「米粉」って、どんなイメージをお持ちですか?
米粉とは、その名の通り「お米を粉末状にしたもの」。
近年では、小麦アレルギーの方や、健康志向から小麦粉から米粉に置き換える方も増えてきました。
小麦粉でのお菓子作りに慣れている方が、
「米粉でも簡単にできるはず!」と気軽に置き換えた結果、失敗してしまうケースもよく見られます。
そんな失敗を減らすためにも、米粉の特徴(メリット・デメリット)を知っておくことはとても大切です。
今日は、私が実感している米粉の良いところ、気を付けたいところをまとめてみました!
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・「軽い食感」になる
米粉を使った天ぷらやフライは、油の吸収率が低く、サクッと軽い仕上がりに。
胃にもたれにくく、食後の重たさを感じにくいのが魅力です。
料理によっては、小麦粉の半分ほどの吸油率になることも。
・アレルギーの人も安心
米粉にはグルテンが含まれないため、小麦アレルギーの方でも安心して食べられます。
・消化が良く、腹持ちがいい
お米が原料なので消化に優しく、腹持ちもバッチリ!
おにぎりとパンの満足感の違いを思い浮かべてもらうと分かりやすいかもしれません。
・食料自給率アップに貢献できる
日本の食料自給率はわずか38%。
輸入小麦に頼らず、国産米を使った米粉を選ぶことは、自給率向上にもつながります。
ちなみに、「国産米粉パンを一人が月3個食べると、自給率が1%アップする」とも言われています。
・ダマにならず扱いやすい
小麦粉は水分と混ぜるとダマになりやすいですが、米粉はサラッと混ざります。
ふるいにかける必要がないため、お菓子作りの手間も軽減。
また、使用後の食器もベトベトしないので、洗い物が楽になります!
・栄養価が高い
米粉は「アミノ酸スコア」が高く、小麦粉(38~44)に比べて米粉(65)の方が栄養バランスに優れています。
ビタミンB1・B2や食物繊維も含まれているので、体にも嬉しい素材です。
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・小麦粉に比べて香りが弱い
お米がどんなおかずにも合うように、米粉はクセが少ない反面、焼き菓子やパンに小麦のような豊かな香りはあまり期待できません。
・時間が経つと固くなる
冷ご飯が冷めると固くなるのと同じく、米粉のお菓子やパンも時間が経つと固くなりがちです。
食べる前に温め直したり、工夫が必要になります。
・扱いに慣れが必要
米粉はグルテンを含まないため、生地がまとまりにくかったり、ふくらみづらかったりします。
特にお菓子やパン作りでは、レシピに合わせた米粉選びが重要です。
・製品によって違いが出る
米粉はメーカーや種類によって粒子の細かさや吸水率が異なり、同じレシピでも仕上がりに差が出やすいです。
・価格が高め
小麦粉と比べると米粉は生産量が少ないため、価格が高めになりがちです。
・保存後の品質が変わりやすい
米粉を使ったスイーツやパンは、保存している間に乾燥してパサつくことがあります。
作ったら早めに食べるか、保存方法を工夫することが大切です。
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米粉にはたくさんのメリットがある一方で、
「小麦粉とは違う」ということを理解して、上手に付き合っていくことがポイントです。
私は米粉がいいからと、小麦を否定することはしません。
いろいろな事を知って、自分で選択することが大事だと思うからです。
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