2023年 12月。
ニュージーランドの旅 3日目。クリスマス。
ホテルをチェックアウトして、まずは再度、ダニーデン鉄道駅へ。
晴天の朝、駅舎がさらに美しい…。繊細で壮麗。いつまでも見ていられる。
この駅舎が完成したのは 1906年。東京駅が 1914年開業なので、同じ時代の建築なんですね。
内部の装飾もものすごく綺麗!床のタイルは英国王室御用達の磁器タイルが敷き詰められているのだそうです。
運行している鉄道がほとんどないニュージーランド。
現在この駅はタイエリ峡谷に向かう観光列車の駅として使用されています。
この観光列車に乗車したかったのですが、日程が合わなかったんですよね。
なんせ、今日クリスマスなんで…
キリスト教圏のクリスマスはスーパーマーケットもレストランもなにもかも閉まってしまうので、この日歩いたダニーデンはすべてのお店が閉まっていて、本当に静かでした。
それもあって、クリスマスイブにダニーデン(小さいながら南島で第二の都市なのでイブならギリギリお店があいている)、クリスマスには必ずクイーンズタウン(観光地なのでクリスマス当日でもお店があいている)に入るようにしたんです。
と、いうわけでダニーデン駅を満喫したのちクイーンズタウンに向かうのですが、ダニーデンの町を出る前に、世界一急な坂道だという「ボールドウィンストリート」に行ってみました。
正確にはいま世界2位であることが判明したっぽいのですが、それでもすごい急!
ダニーデンの街をつくるときに、地形をガン無視してまっすぐな道を作った結果、ものすごく急こう配な道が出来上がってしまったんだそう。
勾配が35%もあって、立ってるだけでもかなりの傾斜を感じます。
車でも上まで行ってみたのですが、登る際には車が後ろにひっくり返るんじゃないかと少し怖かった…(実際にはひっくり返るわけないのだけど)。そして当然、下るときはジェットコースター的な感覚を味わえました。
高所恐怖症の人は注意してください。
あと、坂の頂上はUターンするスペースが少ないので要注意。
坂の途中で大学生くらいのアジア系観光客男女5名が(言葉は分からないけど)「うわっ、まっすぐ立てねえし!」「危ないよ気を付けて」「怖!すごい高いんだけど」みたいな感じでキャッキャしていて、なんか若くて眩しかったです。
そんなわけで、これからクイーンズタウンまでのロードトリップを開始します。
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ちなみに、クリスマスのこの日は食事ができる場所がほぼ開いてなくて、(キリスト教に関係ない)チャイニーズレストランやタイレストランに助けられました。
車で通りがかり、「もしかして今の店開いてた!?」って引き返して食事をとったチャイニーズレストラン。ファストフードのような趣だったけどちゃんと中華料理だった。普段はきっとテイクアウトがメインのお店なんだろうな。
食べたのは、「スイートアンドサワーポーク(酢豚)」と「焼きそば」です。
酢豚に野菜入ってないのか…と一瞬ガッカリしたのだけど、NZ$11 というリーズナブルな価格でこんな山盛りだし、そもそもお店開いててくれてありがとうだし、美味しかったので文句なんか言えない…!
ありがとう、あのときの小さなチャイニーズレストラン!