スリランカ鉄道の旅 - を断念して半分バスにした話 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2019年 12月。

スリランカ旅6日目です。

 

今日は、スリランカ中央の高原にある町ヌワラエリヤを経由してエッラという小さな町まで移動します。

 

ヌワラ・エリヤは紅茶の栽培で有名で、車窓から茶畑を眺めるキャンディ=ヌワラエリヤ間の鉄道は「紅茶鉄道」とも呼ばれて観光客に大人気。

 

わたしもこの鉄道に乗るのをとても楽しみにしてきました。

 

 

…でも、旅のスタートのコロンボからキャンディでの鉄道で思い知ったとおり、この国で鉄道に乗るまでにはかなりの試練を超えていく必要があります!

 

・ チケットの事前予約は基本的には現地の人のみ可能

・ 1時間前から売り出される当日券ですら入手困難

・ チケットを入手したとしても座席に座れるかはまったく別の話!(そして激混み)

 

 

早朝からキャンディの駅に行ってチケットを確保しようとしましたが、前回以上に苦労しそうな感じだったため…、直前でプランを変更しました!

 

人気路線をあきらめてヌワラエリヤまでバスで向かう。そして、そこからエッラまでのみ鉄道を使う、という作戦です。

 

 

海外あるあるで鉄道よりバスのほうが速いため、ヌワラエリヤでランチを食べる時間までできるというナイス・プラン。

 

 

というわけで、ホテルからトゥクトゥクで向かったのは、鉄道駅の近くの高台にあるバスステーション。けっこう大きなバスステーションです。

 

 

 

バスステーションから見るとちょうど裏手に駅が見える。

 

 

 

ヌワラエリヤ行きは1時間に2本あると調べてあったのですが、「すぐに出るよ!」というノン・エアコンバスと、「30分後に出るぜ」というエアコンバスがありました。

 

 

エアコンバスにすることにしてしばし休憩…と思ってたけど意外とエアコンバスもわりとすぐ発車するのでした。(たぶん人が集まったら出発しちゃう)

 

ヌワラエリヤまでは 300ルピー(約 180円)。

 

 

うわさには聞いていたけどバスも相当にパンパンに人を乗せます。

(この写真のあともっと混みましたから)

 

 

わたしたちはわりと前のほうの座席が確保できた(山道なので酔うかと思って前のほうにした)のですが、周囲にスペースがあるのでそこに人や荷物がギュウギュウに入ってきて通路側にいた utao はかなり押されてしんどかったそうです。

 

 

このバスのなかで何をしていたのかあまり記憶がないのですが(酔い止めも飲んでいたので寝てしまったのかも)、出発して3、4時間くらいでバスが高地に入ってくると車窓に茶畑が。

 

 

 

 

 

バスの窓が汚いので写真がイマイチなのですが、青空の下えんえんと広がる茶畑はとてものどかで美しい風景でした。電車じゃなくても、バスでも茶畑は見えます

 

 

このあとなぜだかバスが動かなくなってしまい、別のバスに乗り換えるというアクシデントもありつつ、ヌワラエリヤの町に到着しました。

 

 

 

ヌワラエリヤは紅茶の一大産地であり、観光地でもある比較的大きな町。

中央高原といえば人々が避暑で訪れるのがヌワラエリヤです。

 

まずは、ランチを食べるお店探し。

・・・なのですが、土地勘もないし、大きい荷物をもってあまりウロウロしたくなかったので、バスを降りて少し歩いたあたりで見つけたローカルのレストランに決めてしまいました。

 

「Milano Restaurant (ミラノ・レストラン)」。

 

 

 

お店の人にきいてカレーのランチメニューのようなもの?をおそらくオーダーしたのだと思うのですが、カレーと付け合わせがごはんについてくるプレートのようなものを食べました。

 

 

わたしはスプーンを使って食べましたが、現地の人は、これをぐじゃぐじゃっと指で混ぜながら食べます。(なのでスリランカのお料理はだいたい熱々では出てこない)。

 

まずくはないのですが、「すごく美味しい」わけでもない、というか。

 

(わたしはそもそもカレーがそんなに好きではない上にぬるい食べ物が好きではないので、スリランカは「食」という意味ではたぶんわたしが向いてない国だと思います…)。

 

 

ここのお店は店頭でパンなども売っていました。

 

 

 

ソーセージロールやホットドッグなど、ひとつ 約 30円。

 

 

素朴で美味しそう。これがヨーロッパなら買うんだけど…  暑い国でショーケースの中にずっと置かれている食べ物を買う勇気はでなかった。(ヌワラエリヤは高地なので比較的涼しいとはいえ)。

 

 

さて、ランチも食べてお店を出ました。

 

高原の避暑地ヌワラエリヤの町を観光…ではなくて、今回、わたしたちはこの町はスキップしてエッラというさらに田舎の町に向かうため、お店の前から UBERでトゥクトゥクを呼んで、そのまま鉄道駅まで移動します!