2019年 12月。
スリランカ旅も 6日目です。
昨夜は古都キャンディに到着したもののすでに真っ暗だったのでほぼ何も見れず。
そして今日は鉄道で高原地方に向かいます。
なので、今日は早起きしてまずは鉄道駅に行ってチケットが取れるかどうか確認しにいき(コロンボからのとき同様、1時間前に来て当日券を買えと言われて終わった)、その後、この町でいちばん大事な施設「仏歯寺」に向かいました。
スリランカに伝わったブッダの歯は4世紀に東インドからもたらされたとされ、アヌラーダプラ、ポロンナルワなど都が作られた街には歯を安置する仏歯寺が建てられました。
そして、いまその歯があるのがこのキャンディの仏歯寺なのです。
早朝から信心深いスリランカの人々がたくさん集まっていました。
なお、外国人は最初に入り口で入場料(1,500ルピー)を支払ってチケットを買い、靴を預けます。(スリランカでは聖地であるお寺などの施設では必ず裸足です)。
お祈りにくるときには白い服というのがスリランカの常識のようです。
わたしたちがお寺に行ったのは朝6時半過ぎ。中に入ると、奥の階段に人だかりができていたので、人波について2階に上がってみたのですが・・・
すごい行列が、本堂の奥に向かっていました。
なんだかわからないのですが、一緒に並んでみます。
みんな、それぞれ手にお供え物を手にしています。
わたしたちは何も知らずに来てしまったので空手で申し訳ないのですが・・・
一番奥の小窓?のようなところに向けてみんな熱烈なお祈りをささげていました。
なかなか前に進まないおばちゃんなどもいて、係の人に「立ち止まらないで!」と怒られていたりとか。
いちおう、中を覗いて手を合わせて立ち去ってみましたが…今思えば、あれば1日に3回しか開かない、歯が収められた部屋の窓が開いていた時間だったんですね!
あっという間すぎて、どれが歯の箱かなんてまったくわかりませんでしたが。
それにしても、信者の方が感激して泣き出さんばかりのあの熱狂ぶりは、エルサレムやベツレヘムでキリスト教の聖地に行ったときのことを思い出しました。
お寺の奥には、ブッダの一生を描いた絵が順番に掲げてある部屋が。
これも、キリスト教の教会のようですね。
菩提樹の下でさとりをひらいているシーンでしょうか。
こちらは涅槃仏が描かれているので、入滅のシーンですね。
外部とつながる通路にとても美しい装飾がされていました。
中庭に面したお部屋に安置されていたラージャという象のはく製。
この象は50回もキャンディの大祭である「ペラヘラ祭」に参加した象なんだそう。
中庭の香炉ではたくさんの人がお線香をあげていました。
最後にもういちど2階にあがってみました。
さっきの喧騒がウソのように静かな空間。
さっきの喧騒がウソのように静かな空間。
参拝を終えたらお寺の裏の入り口から出て、キャンディ湖に沿って散歩しながらホテルまで。
雨期の終わりのキャンディ湖。
湖面は高くなみなみと水をたたえ、もう少しで溢れてきそうでした。
ホテルに戻ったら、朝食バイキングで朝ごはん。
カレーが並ぶのにも、もうさすがに慣れてきました。
この日は12月26日。まだ飾り付けはクリスマス。
さて、食事を終えたら荷物をパックしてでかけます。
朝日に白く輝く「クイーンズホテル」をあとにしました。
古都の中心部、仏歯寺の目の前にある由緒あるクラシカルなホテル。
今日はこれから紅茶畑の広がる高原地方に向かいます。