大自然の森に埋もれたホテル ヘリタンス・カンダラマ | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

* たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2019年 12月。

スリランカ旅の3日目です。

 

シギリヤロック、ピドゥランガラロックと、登ったり降りたり運動量の多かった一日でした。

今日は、これからとっても良いホテルに泊まりにいきます!

 

スリランカの有名建築家ジェフリー・バワのホテルにいちど泊まってみたくて選んだのが今日のホテル。バワのホテルは国内に数か所ありますが、自然に囲まれた特徴的な建物の「ヘリタンス・カンダラマ」を選びました。

 

 

Heritance Kandalama

https://www.heritancehotels.com/kandalama/

 

スリランカのことを調べてみるまでジェフリー・バワなんてまったく知りませんでしたが、いまや世界中のリゾートホテルで見られる「インフィニティ・プール(建物の端にあるプールがその奥にある海や湖とつながって見えるプール)」を初めて考案した人だそうです。

 

自然と一体化したシンプルな建築を目指した人で、高級リゾートホテルの「アマングループ」もバワの建築を参考にしているのだとか。

 

 

シギリヤからは、昨日通りすぎてきたダンブッラのほうにまた戻るすこし無駄の出る旅程にはなってしまいますが、それもこれも、この人気ホテルの予約を優先してのこと。

 

 

 

ホテルには、カンダラマ湖を半周するようなかたちで向かいます。

 

 

 

実は向こう岸に「ヘリタンス・カンダラマ」が見えていて、おおー!っと少し気持ちがあがったり。本当に森の中にある!

 

 

この日、降り続いた雨の影響でカンダラマ湖は水位が上がってあふれていました。

 

 

通常の車道はもう通れなくなっていて、なので普段は歩道として使われているらしい細い道を車が通ります。面白くて車を降りてしばらく眺めてしまった。

 

 

湖を回り込んで、森の中の細い道をしばらく走ると、見えてきた森の中のホテルー! 

日が落ちる前に着いてよかった。

 

 

 

森のなかに、木々にうもれたように建つホテル。

自然と一体化するように計算されて作られました。ホテルの壁は、隣接した山の斜面の崖がそのままむき出しで使用されていたりします。

 

※ 写真はホテルの公式サイトより

 

 

レセプションではそのままテラスに通されて、ウェルカムドリンクとお菓子をいただきながらチェックイン。

 

 

 

目の前にはインフィニティ・プール

テラスから広がる土の道がプールに続いているのですが、湖につながる森の小道のよう。

 

 

 

チェックイン後しばらくプールで過ごしました。

ホテル内にプールは3つありますが、インフィニティ・プールはここだけです。

 

※ 写真はホテルの公式サイトより

 

 

今回ラッキーなことにお部屋がアップグレードされてスイートルームに宿泊したのですが、スイートはレセプションからだいぶ離れた奥の棟で、まさに森の中。

 

※ 写真はホテルの公式サイトより

 

 

ドアを開けると、広めのリビング。

 

 

 

その奥に、窓に囲まれた明るいベッドルーム。

 

 

 

そしてその奥にはゆったりと広いバスルーム!

二人並んで使える広々した洗面台、手前にはシャワーブース、奥にはジェットバス。

 

 

 

そして、窓の外には・・・サルがいるーーーー! 親子だーーー!

 

 

建物を鉄の柵のようなものがぐるりと囲っているのですが、それにツタや木の枝が絡まって、建物に沿って緑がこんもりと育つように設計されているんですね。なので、それを伝って野生のサルたちが窓のすぐ外を移動していくのです。

 

こっちを見たり、警戒したり興味を持ったりしつつも、スルスルと窓の外を走っていくサルたちを見てむちゃくちゃワクワクしました!

 

 

日本でよく見かけるニホンザルと違って、ハヌマンラングール(グレイラングール)と呼ばれる日本人の目には少し珍しいサルなので余計に異国感があって良いのです。

 

 

 

窓にはこんなシールが貼ってありました。

「サルにエサをやらないで。野生のサルは時に手に負えません」

「ドアをきちんとしめてロックしてください」

 

 

 

サルがいない時間には、ベランダに出てお茶を飲んだりもできます。

でもいつサルが来るかわからないのでちょっと緊張する。

 

ホテル内を探索して歩いてみたり、明日のアーユルヴェーダを予約したりしたあとは、テラスに出てワインを飲んだり、そのまま少し食事をしたりしてゆるゆると夜を楽しみました。