2018年 1月 12日。 いよいよこの旅最後のドライブ開始。 マウント・クックからクライストチャーチまで、ほぼ1日かけたドライブです。
旅のはじめにはドライブ中に曲をかけたりラジオをかけたりしていたのですが、気づけばこの最後のドライブは無音のままだった気がします。
山がちな風景を抜けると、プカキ湖が見えてきました。 ニュージーランドは本当に、湖が多い国でした。この独特の水の色、忘れないだろうな。
プカキ湖の途中に、湖を見渡すビューポイントを見つけて車を停めました。 雄々しい羊の像が。
さて、このビューポイント、駐車場にあった小さな建物に 「サーモン」 と書かれた小さな看板があったので入ってみると、なんとマウント・クック・サーモンのお店でした。 ニュージーランドは キング・サーモン で世界的に有名で、ここマウント・クックにも 「マウント・クック・アルパイン・サーモン」 というサーモンの養殖地があったんですね。氷河の水でキュっと身のしまった美味しいサーモンなんだとか。 サーモンを購入、持ち帰ることはもちろん、その場で食べることもできます。 カウンターには、おしょうゆ、わさび、ガリ(!)が揃っていました。
サーモンだけでなく、いくらもあります。 実はいくらが大好物の U、「ここは買っとこうよ!」 ってことでお買い上げ。 保冷剤を入れてもらったイクラを積んで、一路、テカポ湖へ。 本日のランチは、テカポ湖にある和食レストランでサーモン丼を食べる予定なのです。
湖の湖畔にあるその名もズバリ 「湖畔レストラン」 という和食レストランでランチにします。有名なレストランのようで一昨日の夜は大混雑だったのですが、この日はランチの時間には少し遅かった(13時半)からか、並ばずに入れました。 じゃじゃん、サーモン丼! サーモンがピカピカしていてすごく綺麗。 ほどよく脂がのって甘みがあるんだけど、意外にさっぱりしていて美味しかった。 ごはんの上に載っているだけではなくて、ごはんの中にも 「漬け」 にしてある切り身が敷いてあってとても贅沢でした。
あとで思い返しても、食べておいてよかったと思います。 ニュージーランドの名物をわりとあまさず食べて帰ってこれたので。 さきほどのお店で買ったいくらは味のついていないただの生のいくらだったので、レストランでお醤油をたらして水気を切って、ごはんに乗せて食べました。
ランチのあとはふたたびドライブ。 ゆるゆると丘の続く風景はちょっとイギリスっぽい感じも。
道々、左右にひろがる牧場にはたくさんの羊。 今回の旅では、ほんっとうにたくさんの羊を目にしてきたなぁ。
一生分見たかも!と思いつつ、でもまだ見足りない感じもする。 また羊の中をドライブしに、いつか戻って来たいと思わせる何かがありました。
羊を近くで見ようとちょっと細い道に入ってみたら、ちょうど牧場から逃げ出していた 2匹の羊が走っていました。大丈夫かな。車道に出ないでね!
ニュージーランドではちょこちょこ見かけたアルパカ。毛を利用した製品をお土産として販売している店を見ましたが、そういったお店はなぜか中国の資本が多かったです。
クライストチャーチまでのドライブはかなりの長時間だったので、トイレ休憩やあたたかいコーヒーを飲んだりするために、道端の小さなカフェやお土産店に入ってみたり。 もう地図上で場所も覚えていない小さなブリュワリー・カフェ。 ここで飲んだ自家製の 「ジンジャービール」、生姜が効いていてとても美味しかった。
なので、ときどきなーんにもない場所の道端にポツンとこういうカフェがあったのは、長距離ドライブの人の休憩用だったのかなと思います。 さて、そんなクライストチャーチまでの道中、ひそかに探していたものがありました。それは、「ワイナリー」 ! ワインの美味しいニュージーランド。スーパーやワイン専門店でも美味しいワインが購入できますが、せっかくなので見つけたワイナリーで直接ワインを購入したいと思っていたのです。(試飲ができたりするだろうし、思い出にもなるし!) ところが案外なかなか見つけられず、 結局、見つかったころにはもうクローズしている時間になっていました。
夕暮れの風景が広がり、そろそろドライブも終点のクライストチャーチに近づいてきました。 対して劇的な風景の変化があるわけでもないのに、「このままずっと終わらないければいいのにな」 と感じるほど、まったく飽きることのない長いドライブだった。 今回のニュージーランドは移動が多くてある意味慌ただしい旅だったのですが、移動がずっと車だったからか、なんだか自由でのんびりしていた気がします。
そろそろ街の中心部に車が入ります。 クライストチャーチでどのくらい街が観光できるかは、日暮れとの闘い!
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