北島ドライブ ー 国鳥キウイと洞窟探検 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2018年 1月 8日。


ニュージーランドの世界遺産でトレッキングを行い、その翌日。

さて今日はホステルをチェックアウトしてオークランドに向かいます。

 

 


今回泊まった宿は パイパーズ・ロッジ Piper's Lodge。

https://www.piperslodge.co.nz/

 

駐車場無料、共同キッチン。水着で入れるジャクージや、ランドリーも完備でした。お部屋はこじんまりですが、ロビーフロアにはソファに囲まれた暖炉や、バー、卓球やビリヤード、ゲームコーナーも。

 

 


夏は登山客向け、冬はスキーロッジなので、悪天候で登山やスキーができないときにも楽しめるようにかな?



さて、ナショナルパーク・ビレッジに別れを告げて、車で一路、北へ!

 

 

途中の ワイトモ Waitomo の洞窟に立ち寄って ツチボタル(Glow Worm グロウワーム)を見てからオークランドに向かう予定。

 

休みなく運転して 4時間の道のり。

時速100キロでずっと走るのは疲れるので、休み休み行きましょう!

 

 

ニュージーランドは人口がとても少なく、主な産業は農業(牧畜)なので、道路の両側には牧草地がえんえんと続きます。

 

 
 

車窓に飛んでいくのは、牛や馬、羊やダチョウ、アルパカ、そして時々鹿(!)の牧場の風景。鹿を食べるニュージーでは牧草地で鹿が飼育されていて、初めてみたときの衝撃というか違和感はすごかったです。そもそも草原に住む動物ではないので。

 

途中のビュースポットから見た風景。

まさにロード・オブ・ザ・リングのホビット村がありそうな景色です。

 

 

 

さて、ナショナルパークから 車で 2時間ほどで、ワイトモ Waitomo 着。

 

マオリ語で 「ワイ」 は水、「トモ」 は鍾乳洞などの意味だそうで、名前の通りここには天然の洞窟がいくつもあり、そこに 「ツチボタル」 というホタルが生息しています。暗い洞窟内で光を放つ様子が幻想的で観光客に人気。

 

クリップ ワイトモ・ケーブ ポータルサイト

http://www.waitomo.com/

 

ここでやりたかったのが、「ブラックウォーター・ラフティング Black Water Rafting」 というアクティビティです!

 


ウェットスーツを着て洞窟に入り、滝壺に飛び降りたりしてずぶぬれで洞窟を探検しつつ、大きなゴムタイヤのような浮き輪に乗って地底の川を下ってツチボタルを観察するというツアーです。

 

ところが、同行の U は高さに加えて閉所も苦手。洞窟探検は無理!

そこで今回、代わりに参加したのが、ボートツアーです。

 


最初に洞窟内をガイドウォークで歩いてから、最後にボートに乗ってツチボタルを観察します。

 

 

45分程度のツアーですが、 単純に 「ツチボタル」 を見たいだけならこれが一番手軽かな。とはいえ 1人 $51 (わりと高い)。

 

ちなみに、洞窟内で光っているツチボタルはみんな幼虫。

自らの放つ光で飛んでくるほかの虫を誘ってワナにかけ、虫を食べて育ちます。

 

ところがこのツチボタル、成虫の姿を見ることはほとんどないんだとか。なぜなら… そう、成虫になって飛び立つと、ほかの幼虫のワナにかかって食べられてしまうからです。この洞窟内では、ツチボタルたちが共食いをしながらえんえんと命をつないでいるのです。

 

ツチボタルの幻想的な光そのものよりも、むしろこの生態系の話のほうが印象深かったです…

 

 

ボートツアーを終えて、近くのパブでランチを。

 

ガソリンスタンドでドーナツなど買い食いしたりしたこともあり、ここではジョージパイのプレートをシェア。

 



 

そして、地ビールを一杯ずつ。

 

 

え、飲酒運転!?

 

たしかにそうではあるのですが、法律違反はしていません。

 

イギリスもそうでしたが、ここニュージーランドでも規定量の範囲なら飲酒が許されています。ビールなら 「パイント1杯まで」。(※ ただしそれは法律上はOK、というだけのことなので、酔いやすい人は絶対飲まないでね!)

 

 

お水を飲んでしばらく休憩して酔い覚まししたら、ふたたび、ドライブ開始。

オークランドに向けて、北上を続けます。

 

と、しばらくすると、運転中の U が 「おおっ!?」 と声を出しました。

 

見ると道路沿いの大きな看板に、デカデカと 「KIWI」 の文字! 2キロ先に 「キウイハウス」 なるものがあるらしい!

 

 

おおおおーーーー!

 

ロトルアでキウイを見そびれていたわたしたちは、どこかにキウイの見れる施設がないかなって話をしていたところだったのです(オークランド動物園で見れるのは知っているのですが、できれば今日のうちに寄りたかった)。

 

そこで、迷わずこの 「キウイハウス」 とやらへGO!

 

クリップ Otorohanga Kiwi House オトロハンガ キウイ ハウス

入場料 24ドル

http://kiwihouse.org.nz/

 

 


まわりになにもない住宅地みたいなところに唐突にありました。

お客さん少なそう、てかすごい少ない=独り占め !

こういう、地方の小さなパークは穴場ですよね!

 

キウイは夜行性なので、真っ暗にしてある飼育スペース(結構広い)の中で飼われているのですが(上の写真は模型ですよ!本物は暗闇のなかにいるので写真は撮れませんでした)目が慣れてくると、何かがセッセと動いていることに気づきました。

 

おおお、キウイ、いたのかい! 意外にかなり活発に動き回っていて、何度も目の前まで走ってきたり。

 


やっと会えた~!1ドル硬貨にもデザインされている、ニュージーランドの国鳥キウイ!

 

 

ここではキウイだけではなく、ニュージーランド特有種を含む多くの鳥も飼育されています。ひと通り鳥たちを見て、最後にもう一回キウイを見て、満足してあとにしました。

 


その後ふたたび車で移動し、途中の牧場で馬のあたまを撫でてみたりしながら(暑さ対策なのか布をかけられている馬が多かった)、オークランドに到着したのは夜。

 

 

 

 

本日の宿泊は ウォルドルフ セントマーチンズ アパートメント ホテル Waldorf St. Martins Appartment Hotel。

 

街の中心の通りからは少し離れているのですが(歩いて 15分くらいかな?)駐車場完備で、キッチン、ランドリーつきのアパートメントということで選びました。

 

 

 

泊まったお部屋はリビング、キッチン、バスルームのほかにベッドルームが 2つ(ダブルベッドの部屋とシングルが2つの部屋)あり、普通に賃貸のおうちのようでした。外から帰ってきたときに 「家に帰ってきた」 って感じがしてよかったです。

 

クリップ ウォルドルフ セントマーチンズ アパートメント ホテル

http://www.st-martins-waldorf.co.nz/

 

さて、夜は 「イギリス文化圏で、しかも移民の国であるニュージーランドでは絶対に美味しいはず!」 という U の提案で、インド料理に。ネットで調べて、ホテルからそう遠くない場所にあったカジュアルなインディアンレストラン 「Chawlas Indian Restaurant」 へ行ってみました。

 

パパド、カレー 2種類、ナン 1枚、ライス、ビール、ワイン 2杯 で $80(約 6,400円)くらい。家族経営っぽいカジュアルなレストランで、美味しかった!

 

 

明日はオークランドを街歩きします。