2008年 1月 13日。 プラハから足を延ばして、クトナー・ホラという街にやってきました。 まずは、ホネホネ教会こと、セドレツ納骨堂へ。駅から急ぎ足の徒歩で 10分くらい。
聖堂の入り口前の舗道には、さっそく、ドクロのマークが。
そして、内部にはおびただしい数の人骨が。 最初は怖かったんだけど、人骨でできた装飾、見慣れると意外と綺麗なんだよね。
シャンデリアまで骨です。
そして、納骨堂の見学を終えて、クトナー・ホラ市街へ。 これがものすごく遠くて・・・超早足で歩いてたんだけど、駅から 30分近くかかったんじゃないかな。
到着! なんか、「人間って不思議」「歩くって不思議」 とか思ったりしました。 2本の足を交互に出してるだけなのに、すごーく遠くに小さく見えていた教会のところまで着いちゃうんだもんなーって。 そろそろ日が弱くなってるので気持ちが焦ります! クトナー・ホラは世界遺産に登録されている古い町で、見所はゴシック様式の古い建造物。 さて、まだ日があるうちに、大急ぎで回らなきゃ。 まずは、町の中央の広場を目指して、そこから、町のいたるところに出ている表示を見ながら、見所を回っていきました。
「石の泉」 と呼ばれる、でっかい王冠みたいな形の、ふるーい噴水。 こういう真っ黒なふるいものがぽつん、ぽつんとある町です。
一番の見所、聖バルボラ教会はすでにクローズしてしまっていて中をみることができませんでした。
正面入り口を遠くから撮影したこの写真だとわかりにくいんですが、ものっすごく大きな教会。奥行きも半端じゃないです! さて、大急ぎで町を回りきり (クトナー・ホラは見所まで導いてくれる表示が町中についていて、おかげで迷うことなく全部をぐるりとまわることができました)、再び、駅まで30分の道のりを早足で。 途中のバス停で10分くらい待ってみたんですが、ちょっと信用できなかったのでやっぱり徒歩に。(そして駅の手前でバスに抜かれました)。 あまりにもガツガツと歩いたので、むこうずねが疲労で痛み始めたくらい。でも、なんとか無事に電車に間に合って、18時ごろ、プラハ着。 ホテルに預けていた荷物を引き取って、プラハ駅のコインロッカーに預けてから、クマのキャラクターで有名な U Fleku というビアホールに行こうと思っていたんですが、ロッカー周辺にたむろする浮浪者たちがなにやらロッカーの合い鍵を持っているようなので、ロッカーを断念。
チェコは美味しいビールがとても安いので、ビール好きには天国のような国です。サイフの中を確認しながら、残り少ないコルナとの戦い。
さて、そろそろ電車の時間。 Pub を出て、駅へ。 そして、今回の旅で一回目の夜行列車に乗車。 クシェットのない夜行なので、二等寝台を独り占めです。(その分高かったけど)。
明るい黄色と藍色のコンビネーションの内装はすっごく綺麗でかわいくて、思わず、ひとりで何度も 「イェイ!!」 と叫ぶ始末。 テンションあがりきってしまいました。
いや、わたし、実は、夜行好きなんです。
寝台車って、すごく好き。
コンパクトで機能的な自分だけの空間、しかも、狭さがちょうど良くて、なんだか隠れ家というか、子供の頃に夢みた秘密基地っぽさがあって、さらにそれが、”夜”、”動く” というのがとにかく良い。
しかも、そのままそこで寝てしまってもいいなんて、もう、最高。 かならず親切そうな車掌さんが同乗している感じも、いい。 そして、流れていく夜景を見ていると、幸せな記憶とつながるような気がする。 iPodで大音量で大好きな曲を聞きながら、寝るのがもったいないような、でも寝ないのももったいないような、いろんなことを思い出したり、とにかく、興奮冷めやらないまま、夜が更けていくのでした。
プラハ Prague 13.53 - 14.58 Kutna Hora クトナー・ホラ (1h) クトナー・ホラ Kutna Hora 16.59 - 18.05 Prague プラハ (1h) プラハ Prague 20.55 - 6.03 Wien ウィーン (夜行 9h)
プラハ発 ウィーン行き 夜行列車 二等寝台 1泊 1,800 Kc (運賃込)
「クライマーズ・ハイ」 横山 秀夫 / 文春文庫
納骨堂 入場料 50 Kc (セドレツ納骨堂) 地下鉄 26 Kc (Metro) 夕食、ビール 2杯 210 Kc (駅の近くのPub)
1 Kc (コルナ) = 7 円 ___________________________________ ヨーロッパ / 冬 / 周遊 / 旅行 / 鉄道 / 一人旅 / チェコ / プラハ / クトナー・ホラ / 世界遺産 |