ニッポン鉄道の旅 - ほっこり 津軽鉄道ストーブ列車 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2012年 3月。

 

青森で津軽海峡を望む港に立ち、青函連絡船 「八甲田丸」 や 「ワ・ラッセ」 のねぶたの展示を見て、味噌カレー牛乳ラーメンを食べました。

 

そろそろ、移動の時間です。

 

今日はこれから、JR五所川原まで行って、そこから私鉄の津軽鉄道に乗ってきます。JR奥羽線で川部まで行き、そこから五能線で北上。

 

 


五所川原に向かう途中で、岩木山がきれいに見えました。

津軽平野のどこからでも見える独立峰で、青森県の最高峰。「津軽富士」 とも呼ばれるそう。

 

 

13時 55分、五所川原に到着です。

青森より、ちょっと雪が深いかな?駅もすっぽり雪に埋まっていました。

 

 


ここで、ローカル線の津軽鉄道に乗り換え。

小さな駅舎の、昔ながらの有人窓口で切符を買います。それだけで、なんだかうれしい。

 

 

 


切符はいまも、硬券と呼ばれる、硬い紙製の切符でした。

 

 

いよいよ、鉄道に乗り込みます。

三両編成の鉄道は、1両目が普通席、2両目、3両目がストーブ列車、3両目はツアー専用です。

 

ストーブ列車に乗車するには、乗車券のほかに 「ストーブ券」 が必要になります。

 

 

 

 

ストーブ列車、木造なんですね!

車両まで昔ながらの古いものを使っているんだ、かわいいなぁ。


車内はこんな感じ。レトロでかわいい車両ですねー!

つやつやの木の窓枠。赤い布張りの椅子も、なんだかこじんまりです。

 

 

 


当たり前だけど、本当に、だるまストーブが車両の中にあるんですね!

 

 

木造の車両の雰囲気もあって、目でみるだけで、なんだか温まる感じ。

古いけれどとってもとっても綺麗にお手入れされていて、気持ちがいいです。


窓枠に置いた切符。やっぱり、カチャンとはさみを入れる硬券のほうが、旅の風情がありますね。

 

 

 

車内はほぼほぼ満席。鉄道好きっぽいカメラ君たちだけではなく、グループで来て盛り上がっているお客さんがいたり、カップルがいたり、母娘の2人連れがいたり。


ストーブ列車は基本的には観光列車なので、列車には津軽弁のアテンダントさんが乗っていて、飲み物を売ってくれたり、ほとんどないに等しい (?) 見どころを紹介してくれたり。

 

これがなんだかね、いいんですよね。お客さんとの距離が近くて。

 

 

 

さっそく、ストーブ列車名物の 「するめ」 を購入しました。津軽では 「スルメっこ」。


買ったするめは、ストーブで焼いて、裂いてくれます。

それにしても、車内は香ばしいスルメのにおいでいっぱい。

 

 


ストーブには、ときどき車掌さん (?) が石炭をくべに来ます。

外は雪ですが、ストーブはかなり暖かく、ストーブ前の席だと熱くてツラくなってくるくらいです。

 

 

 

 

そんななか、津軽鉄道イチオシの観光地 「太宰治記念館 斜陽館」 のある金木駅を過ぎ、津軽鉄道の終点 津軽中里駅に到着しました。

 

津軽鉄道では往復のチケットが買えないので、五所川原まで戻る場合は、ここで一度下車して、窓口で五所川原ゆきのチケットを購入。

 

 

 

徐々に、雪が激しくなってきました。


五所川原までの復路は、吹雪! 窓の外は真っ白になっています。でも、アテンダントさんが言うには、窓の外の電柱が見えているうちはまだまだ吹雪とは呼べないそう。

 

 

 

 

というわけで、北国情緒とふるさと訛りが暖かいストーブ列車、往復 2時間の旅が終了。五所川原の駅に到着しました。

 

 

 


津軽鉄道 HP

http://tsutetsu.web.infoseek.co.jp/

雪の中をいくローカル鉄道、という憧れの風景のなかに立つことができて、大満足!


さて、今夜の宿は、この五所川原の町。

雪に包まれた、なーんにも無い小さな町を歩いて、今日のホテルに向かいました。

 

 

 

ホテルサンルート五所川原 。30周年記念の 「よろしく価格」 で一泊朝食付き 4,649円。


昨日の夜、寝台車であんまりぐっすり眠れていなかったからか、暖かいストーブ列車の中でビールを飲んだからか、ちょっと眠い… ので、一回少しうたた寝。


夕方遅くなってから、夕飯を食べに出かけました。

足を運んだのは、五所川原で一番おいしいという口コミを見た 「一休寿司」 です。

 

 

 


口コミではウニやいくらなど海鮮がたっぷり載った 「ばらちらし」 が評判らしいのですが、今回は手堅く鉄火丼をチョイス。

 

3月は桃の節句ということで、桃の枝をいただきました。すごい可愛い!

 

 


さらに帰りには、「お姉ちゃん、明日東京に帰るのかい」 と、いなりずしを 2パックもいただきました。

 

明日のお弁当にさせていただきます!



 

 

 

 

青森 - 五所川原 (1h)

五所川原 - 津軽中里 - 五所川原 (2h)

 

 


 

津軽鉄道 片道 840 円

ストーブ列車 ストーブ列車料 300 円

津軽鉄道 ビール 300 円

津軽鉄道 するめ 300 円

鉄火丼 (一休) 2,100 円

ビール (一休) 600 円

ホテルサンルート五所川原 4,649 円

 

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