ベトナム鉄道の旅 - 古都フエ 旧市街 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2011年 8月 17日。

 

少し早起きして、ホテルで朝食。

チェーン系の大きなホテルなので、バイキングの内容が結構充実していました。

普通の洋食系のほかにも、フォーなどベトナム料理も選べます。

 

 

 

 


フルーツがたくさん選べたのが嬉しかったです。

 

 

朝食を食べたら、街へ出ます!ホテルの人に交渉をお願いして、バイクタクシーで旧市街を回ってもらうことに。まずは、フエ旧市街の王宮に向かいます。

 

古都フエ は、かつてベトナム最後の王朝 阮 (グェン) の都だった場所。

フエ旧市街は、そのまま世界遺産として登録されています。

 

阮が中国の影響を強く受けていたため、故宮 (紫禁城) をモデルにして作られました。

正門である 王宮門には 門口が 3つ空いていますが、真ん中は皇帝しか通れなかったそうです。

 

 

 

 

王宮門 (午門) を入ってすぐ正面にある 太和殿。

1830年くらいに建てられましたが、ベトナム戦争で破壊され、今あるのは再建されたもの。

 

 

 

 

フエはベトナム戦争でもっとも激しい戦場のひとつとなった場所。

門や壁はかろうじて残っていたり、修復されているものの、建物は完全に破壊されて瓦礫の山になっていたりしました。修復せずに、このまま残すのも大事なことだと思います。

 





 

 

王宮の中でも綺麗な状態で保存・公開されているのが、菩提寺だった 顕臨閣。

 

 

 

 

 

 

途中の中庭には象がいて、そこだけタイっぽいムードになっていました。

 

 

やはり、ベトナムといえば竜。いたるところに竜がいたのが印象的でした。

とてもかっこよくて、美しいんですよね。

 

 

 

 
 

 

 
 


仏教の国だからということもあるけれど、やっぱり、中国的ですよね。

お寺のつくりなどが中国とは違ってエキゾチックな タイ なんかとは、やっぱり違う。

 

 

城内で木の実を摘んで売っている人がいました。

この木の実、フエだけではなくベトナムで広くみかけたんですよ。

 

 

 

ちょっと、ライチのような味がしました。

帰国して調べたら 「竜眼」 という木の実で(これも竜!)、そのまま食べるほか、漢方薬にもなるそうです。

 

 

それにしても、ベトナム中部はものすごく暑いと聞かされてきたのですが、午前中の早い時間だったからか、そこそこ涼しく快適に歩いて回れました (もちろん、湿気はありますけど)。

午後はもっと暑くなるのかな?

 

 

待っていてくれたバイクタクシーのおっちゃんのところに戻り、次にやってきたのは、旧市街から西に 3km ほど移動したところにある 「ティエンムー寺」。

 

 

フエのシンボル的な存在、トゥニャン塔。

 

 

フォーン川の渡し場のまん前にあって周囲はローカルな雰囲気でした。

 

 

 

 

この寺院には僧坊が併設されていて、たくさんの出家僧が生活しています。子供の僧の姿も多く見ました。貧しい家の子供たちを引き取って学ばせているのだとか。 

 

ハノイの 「文廟」 でも見た、亀の背中に乗った石碑がここにも。ベトナムでは、竜にならんで亀がけっこう重要なポジションにあるのかな。

 


 

寺院内に展示されていた一台の車。1963年、ベトナム戦争に抗議したひとりの住職が、サイゴン (ホーチミン) 間この車で行き、アメリカ大使館の前でガソリンをかぶって焼身自殺をしたのです。

 



 

このときの僧侶の自殺の様子を撮影した写真は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのデビュー・アルバム 「Rage against the machine」 のジャケットにも使われています。

 

 

燃え上がる炎の中でも、静かに、座禅の姿勢を崩さない姿は全世界に報道されました。

 

当時の大統領の義妹が、その姿を 「僧侶のバーベキュー」 と称したことで、たまりにたまっていた国民の反発が爆発し、半年後のクーデターにつながったんだそうです。

 

 

南北で国が何度も分かれたり、いろんな国に侵略されたりと、ベトナムの歴史は本当に波乱万丈。旅の見どころにも、歴史に関係する場所がたくさん残っているので、(少しでよいので) 事前に歴史を勉強しておいたほうが旅が良いものになると思います。

 

さて、旧市街からいったんホテルに戻って、お昼を食べに出ました。

 

 

 

 

ところが、泊まったホテルの近くにはあんまり良いお店がないんですよね。

(すごーくローカルなお店はあるんですけど)。うろうろしているうちに、市場を見つけました。

 

 


野菜や果物の強い香り!でも、市場の奥まで行ってみたら、肉や魚のにおいがあまりに強烈で息ができず!涙目で出てきてしまいました。ヤワな観光客にはハードルが高かった。

 

 

外での食事をあきらめて、ホテルに戻ることにしました。

 

全体的に、ハノイに比べるとややノンビリしている、フエ。

 

 


ティエンムー寺でみかけたジャックフルーツ。

枝ではなく幹から直接生える果物なんてはじめてみたかも?大きさにビックリ!

 

 

朝ごはんもしっかり食べたことだし、昼はまあいいか。

(ベトナムでは暑さのせいでこういうことが多かったです。食欲がでないんですよね)。

 

ランチはスキップして、午後は、フエ郊外の遺跡をめぐります。

 


 

 


 

 

Mondial Hotel Hue

38 ドル

 



 

バイクタクシー 5ドル (午前中チャーター)

王宮 55,000 VND (王宮入場料)

 

※ 1 ドル = 約 80 円

※ 1 VND (ドン) = 約 0.004 円

(カンマ以下の 000 を取って、4 をかけると簡単です。20,000 の場合、20 に 4 をかけて 80 円)

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