2011年 5月 4日。
昨日の疲れで今朝はまったく起きられなくて、8時のつもりが、8時半、9時のはずが、結局 9時半にベッドを出て、シャワーへ。
でも、髪の毛をぬらしたところで、お湯がストップ!
冷たいシャワーで無理やり目を覚まされて、一日がスタートです。
さて!今日はいよいよ、モスクワの白眉、世界遺産のクレムリンに向かいます。
まずは、赤の広場で尋常じゃない存在感を誇る ワシリー大聖堂 (ポクロフスキー大聖堂) へ!
1560年にイワン雷帝によって建設された大聖堂。建設当初はたまねぎ形のドームもなく、もっと地味な聖堂だったんだそうです。(想像つきませんね)。
遠めにはただのカラフルな真っ赤な寺院ですが、近くでよーく見ると、細かい装飾がすっごいかわいらしいんですね。一面に、植物モチーフの装飾が。
入場してみると、内部も一面、装飾でいっぱいでした。これは嬉しい驚き!
圧巻だったのは、出口付近のタワー内部。
色合いといい、天井までたくさん描きこまれた聖人像といい、あんまり綺麗で、首がいたくなって頭がクラクラするまで、上を見つめていました。
ワシリー寺院の見学を終えたら、世界遺産の クレムリン へ!
クレムリンというのはかつてロシア時代の宮殿 (クレムリンとは城塞の意味) で、王家の住居だった場所。ソ連時代に共産党本部の本拠地となり、現在も政府機関が多くおかれています。
チケット売り場は赤の広場ではなく、その先の大通り沿いにあります。
社会科見学の小学生たちと一緒に入場しました。
クレムリンではかつての宮殿 (いまは政府機関の建物) や、たくさんの聖堂を見学することが出来ますが、何を見学するかでチケットの価格が違います。
わたしはもっともスタンダードな (かつ一番安い)、広場と聖堂を見学できるチケットで入場。博物館として公開されている宮殿は見ませんでしたが、聖堂ひとつひとつを見学して回っただけでも、けっこうお腹いっぱいでしたよ。
聖堂広場を囲んで、たくさんの教会、聖堂が。
ロシア帝国の国教大聖堂だった ウスペンスキー大聖堂。
クレムリンの聖堂内部は撮影禁止なので写真が紹介できないのが残念ですが、内部はイコン (聖人像) でいっぱい。描かれた聖人の数は 1000人に及ぶそうです。
また、ウスペンスキー大聖堂の裏手にあった小さな教会、リサパラジェーニャ教会は、こじんまりながら内部の古いフレスコ画がものすごく綺麗でした。クレムリンの教会の中では、わたしはここが一番好きです。
ウスペンスキー大聖堂の門。
イワン大帝の鐘楼です。塔の高さは 81m。
イワン大帝の時代は、この塔より高い建物を建設することが許されていなかったそうです。
塔の裏手に飾ってあるのが、この巨大な鐘。
高さ 6.14m、重さは 200トンもあり、鐘の皇帝と呼ばれているそうです。
鋳造中に火災が発生し、水をかけてしまったので未完の鐘となってしまいました。
鐘の皇帝の隣にあるのが、大砲の皇帝。
1586年に鋳造された当時、世界最大の口径を誇った大砲台。前におかれた弾だけでも、ひとつ 1トンあるんだって。いままで一度も発砲されたことはないそうですが。
黄色い建物は元老院。現在のロシア大統領府です。
観光地の中に政府の機関があるというのもすごいですよね。
このあたりの地面には線が引かれていて、政府機関の建物のほうに足を踏み入れてしまうと、警官に笛を吹かれて警告されます。
ここではほかにも、イワン雷帝とその息子イワン (この2人の名前はちょっとだけ覚えておいてください) の棺が納められたアルハンゲルスキー聖堂、天井に描かれたイエス像が強烈なブラゴヴェシチェンスキー聖堂などを見学。
「武器庫」「ダイヤモンド庫」 と呼ばれている博物館で王家のコレクション展示まで見るチケットを買っていたら、半日じゃ足りないかもしれません。
さて、クレムリンを後にして、外の広場をぶらぶらと地下鉄駅に向かいます。
なかなか天気がよかったこの日、暖かかったのでアイスクリームを買ってみました。
ロシアではこの、コーンに乗った丸いバニラのアイスが人気だそうなので、迷わず購入。
日本でもよく見るタイプのアイスですよね~
味はさっぱり目でおいしかったです。
マネージ広場の地下鉄駅からは、本日もうひとつの世界遺産、モスクワ南西部にある ノヴォデヴィチ修道院 に向かいます。
ワシリー教会 入場料 310 Rub (ワシリー教会)
クレムリン入場 350 Rub (クレムリン)
アイス たぶん30 Rub くらい? (クレムリンの外)
※ 1 Rub (ルーブル) = 約 3 円
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