トーマスクック時刻表: 記号の読み方 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

数回に渡って取り上げている 「トマス・クック ヨーロッパ鉄道時刻表」 について、ここまでは、時刻表の引き方の基本を、ひとつずつ覚えてきました。

 

最後に、時刻表を使う上で避けて通れない、時刻表内の記号について触れてみます。

 

時刻表をみていると、ほんとーにたくさんの記号があちこちについているのが分かります。

 

 


時刻表初心者を恐怖におとしいれる、謎の記号たち。

ぱっと見、全然意味がわからないし、ぜーんぶ無視してしまいたい。

 

でも、この記号をきちんと読んでいないと、時刻を正しく読めないし、せっかく調べた列車が 「なぜか来ない!」 「なぜか違う駅に着いた!」 なんてあわてることになります。なので、自分のひいた時刻に記号がついていたら、絶対にチェックしてください!

 

 

記号の読み方は、とてもカンタン。

だって、記号の意味は全部、1ページにまとめてあるのです。

 

それが、このページ 「EXPLANATION OF SIGNS 時刻表にあらわれる記号の読み方」。

 

カラー口絵や目次ページのあとに、薄くてグレーの紙を使ったページが始まるあたり、かなり冒頭の部分で出てきます。

 


最初に説明されているのは、列車の構成。

1等車、2等車など車両のクラス、寝台のクラス、食堂車やビュッフェの有無など。

 

 

路線によっては、鉄道にかわってバスが運行するものもあります。



ただし、このページで一番重要なのはそこではなくて、真ん中に記載されている 「運転日」 !

 

 

この記号を見落としていると、大きな失敗をしてしまう可能性が。


時刻表に乗っている列車は、毎日運行しているわけではありません。列車によっては、週に 1本しかなかったり、逆に週に 1本だけなかったり。


それを教えてくれるのが、これらの記号です。

 

たとえば、オノが 2つクロスしたような クロスアックス マークは 「日祝日を除く毎日」。 ① や ② などの数字は運行する曜日です。

 

※ ① 月曜 ② 火曜 ③ 水曜 ④ 木曜 ⑤ 金曜 ⑥ 土曜 ⑦ 日曜 の運行。

 


さて、それらの情報を得た状態で冒頭の時刻表を見てみると

 

 

4945 の列車は ⑦ なので 「日曜日のみ運行」。

 

その隣の 3本はいずれも 「バス」 の便で、 左から 「⑤ 金曜のみ」、「クロスアックス 日祝日を除く毎日」、そして 「十字架 日祝日のみ」 の運行だとわかりました!

 

路線にもよりますが、 案外、運行スケジュールはバラバラなんですね。


でも、数字のわきについている G とか J とか S とかみたいなアルファベットはなんでしょう。

 

これらは、アルファベットごとに別の 「注釈 (備考)」 がついているので、そちらを読んでおきなさい、ということ。

脚注は、そのページの下にまとめてあります。

 

 

書いてあるのは、夜行列車の構成だったり、時期によって運行していないとか、時期や曜日によって乗車駅が変わるとかいう情報。

 

これを読んでいなかったら、プランニングで大失敗をしてしまいますよね。

 

 

 

アルファベットと脚注は、全編を通して統一なわけではなく、そのページごとに違うので、かならずチェックが必要です!

 

 

 


でも、全部英語だし、ちょっと自信ない。

 

そんな人のために、「トマス・クック 日本版」 には、こんなページもあります。

 

 

時刻表を読むための、用語辞典。

 

ただし、基本的な英単語まで網羅してあるわけではないので、不安になったらネットや iPhone の辞書でササっと検索して調べましょう!

 

と、ここまでダダダっと説明してきましたが、やっぱり 記号はややこしいし、どれがなんだったか覚えられないですよね。

 

でも、大丈夫。記号なんて、別に覚えなくていいんです。出てくるたびに、巻頭の 「記号の読み方」 のページで調べればいいだけ。そのうち、よく出てくる記号は覚えてしまいます。

 

それに、すべてのページ、すべての路線にこんなにたくさん記号がついているわけではないので、記号なんて、出てきたときに、チョイチョイ 調べればいいだけです。

 

そうそう、不安になったら、巻頭にちゃんと、記号や数字の読み方とか、脚注の読み方を 日本語で 解説したページがついていますから、最初のページに戻れば大丈夫!

 

 

 

というわけで、今回で 「トマス・クック ヨーロッパ鉄道時刻表」 の読み方は終了!

 

移動するのにかかる時間や、走っている鉄道の頻度などがわからないと、旅のスケジュールって立てにくいもの。いまはネットでも時刻が検索できますが、思いついたときにぱっと検索できるこの時刻表は、ヨーロッパを自由旅行しようと思っている人にはとても便利なものです。

 

ヨーロッパを旅する人で、まだ時刻表を手にしたことがない人は、ぜひ使ってみてください。



 

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