ヨーロッパを鉄道で旅する時には手放せない便利な相棒 「トマス・クック ヨーロッパ鉄道時刻表」 について、数回にわたって使い方を紹介しています。 いろんな国の鉄道時刻を検索してきましたが、今回は国際列車の時刻を調べます。 時刻表を引くのも今回が最後! さあ、まずは、イギリスのロンドンを出発して、ベルギーのブリュッセルまで引いてみましょう。
国際列車の路線図と時刻表は、国別のページよりも前、時刻表の一番最初のほうにあります。 INTERNATIONAL SERVICES のページを見てください。
見開きで、ヨーロッパじゅうに広がる主要な幹線図が載っています。
それぞれたくさんの番号がついているけれど、ロンドン LONDON から出ていて、ブリュッセル BRUSSELS まで続いている番号は11 と 12 だけ。
駅の名前の横に 「12 」 と書いてあるので、12 を参照、とのことのようです。 そこで、今度は 12 のページへ。今度こそありました。 早めに着いて街歩きをしたいから、10.31 に ブリュッセル BRUSSELS に着く列車にしようかな。
これらの列車は、列車番号の上に、☆のマークがついています。 ☆ のマークについては、ページ下に 「Eurostar Train. Special Fares payable. Minimum check-in time 30 minutes.」 という注意書きが。そうか、ドーバー海峡の海底トンネルでイギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ高速鉄道、Eurostar を利用するんですね。 全席指定のユーロスターに乗車する場合、事前予約が必要です。 予約は、Eutostar のHP http://www.eurostar.com/ から。
※ なお、英語が苦手な人は、何度か 「旅と鉄道」 のところで紹介している 「RailEurope レイルヨーロッパ http://www.raileurope-japan.com/ 」 ほか、日本の代理店などでも予約も可能です。
さて、イギリスが島国である以上、ユーロスターで旅する人はほとんどが海外に出かける人たち。というわけで、ユーロスター乗車の場合には、駅のイミグレーションオフィスにて出国手続きをする必要があります。(逆の場合は入国手続きが必要)。 当たり前ですが、パスポートを携帯していないと乗車できませんので、ご注意を。
そういったこともあって、「30分前までのチェックイン」 が必要ですので、列車が出るギリギリの時間に駅につかないように、余裕をもって準備しましょう!
それは普通に、列車内です。 EU圏内なら、移動中に車掌さんが回ってきて、チケットチェックの際に、パスポートチェックも行って、おしまい。とてもカンタンです。 (カンタンすぎて、パスポートにスタンプ押してもらえないという寂しさもありますが。) EU圏外に出る場合は、すこしだけ物々しくなって、国境駅で電車が止まります。(国境警察がパスポートチェックに来たりします)。この場合は、パスポートにちゃんとスタンプが押されますよー。 ヨーロッパは、地域によっては TGV のような新幹線のような特急列車がバンバン走っていますが、場所によってはすごくのろーーーーい電車しか走っていない (線路が整備されていないので特急が走れない) こともあって、地図上でみた感じと、実際の時間が全然違ったりします。 また、となりの国なのに、鉄道がつながっていない、なんてことも。 とくに、東ヨーロッパを旅したい人は要注意です! というわけで、国際線についても時刻が引けるようになりました。 これで、とりあえず、旅の計画をたてる基本のちからが身に付きました!
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