ニッポン鉄道の旅 - 小江戸川越 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

ごあいさつが遅れましたが、

新年あけましておめでとうございます。

 

 

2007年からはじめたこのブログも、

早いもので もう 4年目に入りました。

今後も楽しい旅をみなさんと共有できればいいなと思います。今年もよろしくお願いいたします!

 

 

さっそくですが、2011年最初の小旅行。相棒のカメラを片手に、都心から電車を乗りついで、小江戸と呼ばれる古い町、川越に行ってきました。

初めて乗る路線に乗ってみたりして、ちょっとワクワク。

今年も 「お初」 の路線にたくさん乗れますように。

 

 

 


* * * * *

 

川越に到着したのは お昼前。まずは、うなぎ屋さんへ、お昼を食べに!

 


肉食が禁じられていた江戸時代に、海から遠い川越で主に食されていたのが、うなぎ。伝統の味が今でも残り、川越にはうなぎ屋さんが多いんだそうです。

 

今回訪れたのは江戸時代から続く老舗の 「小川菊 (おがぎく)」。

お正月だからか、店の外には紅白の垂れ幕。人気店らしく、お店の外にも中にも、行列ができています。

 

 

20分くらい並んで、お座敷の席に通されました。

鰻丼 (並) 2,100円 (並、上、特 の違いは量だけ) を注文。

 

 


固めのご飯に、ふわっとした身のやわらかなうなぎを、すこし甘い、濃いめのタレで。うん、美味しい。ごちそうさまでした!

 

 

店を出たら、江戸時代の蔵造りの建物が立ち並ぶ通りを散策。

いまの東京ではもう見ることのできない江戸の町屋形式の家々が、川越で見られるなんて。

 

 

 

1999年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に、2007年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されたんだそう。

 
 

 

上の写真、通りの向こうに見えているのが 「時の鐘」 と呼ばれる鐘楼です。


 

川越のシンボル、「時の鐘」。

 

 

3重構造で高さは 16m あります。

 

江戸時代に最初に建てられたものは火災で焼けてしまったそうで、現在のものは明治 26年に建てなおされたもので、いまでも、1日に 4回鐘が鳴ります

 


うなぎと並ぶ川越の名物が、「さつま芋」。

 

町には 「芋懐石」 や 「芋そば、うどん」 など、お芋を使った料理がたくさん。お菓子屋さんにはいろんなお芋のスイーツが揃っていました。

夏はさつまいも味のソフトクリームが人気だそう。

 

写真は焼きいもで作った 「おにぎり」。

 

 

 

さて、おいものお菓子でも食べながら、古い街並みの散歩はまだ続きます。


町の中心部の蔵造りの立派な建物も素敵だったけど、ちょっと古い感じのする市内は、こういう普通の街角の風景もなかなか良かったのでした。

 

 

昔からここにあった風のバス停は、軒下に忘れられている傘が完璧!

 

 

舗道にあった消火栓のふた。デザインが火消しの纏 (まとい) で可愛い。

 

 

 

 

蔵の町をつっきって、町の北に出ました。

お目当ては、川越の総鎮守、 川越氷川神社 です。

 


縁結びの神様として有名な神社なのだそう。

初詣での参拝客も多いこの時期、参拝客が列を作る横にはおみくじやお守りを売るブースがいくつも軒を並べ、小川には 「人形 (ひとがた) 流し」 の紙が浮かび、大きな鳥居の向こう側はなんだかお祭りのような感じです。

 

 

こちら、「めでたい」 鯛のおみくじ。

実際に、小さなつりざおで鯛を釣ります。こんな楽しいおみくじは初めて!

 

 


鯛にはそれぞれおみくじが仕込まれています。わたしの釣ったのは 「大吉」 でした!

 

この鯛を持って帰ることができるのも、嬉しい。

 

 

勢いに乗って、絵馬も書いてみることにしました。

人々の願いごとであふれる迷路のような絵馬コーナー。

 

 

 

 

こんなにたくさんの絵馬の中の一枚。神様に願いはとどくのでしょうか?

 

 

 

 

さて、氷川神社を堪能 (なんか本当に楽しかった) したあとは、川越市立博物館 へ。

 

 
 

川越がどうして小江戸と呼ばれるような、江戸の影響の大きい町になったのか?というのが知りたかったので、展示パネルを熟読!

 

 

本丸御殿の横を通って、町の南の喜多院へ。

五百羅漢が有名なお寺で、540体を越える石仏が並んでいました。

 

 


もともとは 「北院」 と呼ばれていたそうですが、江戸時代に 天海僧正が住職となったときに 「喜多院」 と名前を変えたそうです。

 

寛永15 (1638) 年に、大火によってほとんどを焼失したため、3代将軍家光が江戸城内・紅葉山から客殿、書院などを移築。それらが結果的には江戸の大火による焼失を免れることになり、江戸城唯一の遺構として残されることになったそうです。家光公が生まれたとされる 「客殿」 なども残っています。

 

 

そろそろ陽が暮れます。

 

蔵の街に灯りがともり始めました。

ちょっと足を延ばしての小旅行、川越の旅ももうおしまいです。

ぶらぶら歩くだけでも楽しかった川越。

せっかくだから、朝早く来ればよかったなぁー。


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