スペイン マジョルカ島 なんにもしない日。 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2004年 1月 29日。

 

今日は、ドラゴンの洞窟と言われる鍾乳洞にいくつもりで、朝早く起床しました。


でも、起きたものの、なんだか面倒くさい。

しばらくベッドの上でぐずぐずと迷ったけれど、別に「何もしない日」があっても良いんじゃないかと思いなおしてみました。

 



そもそも、もともと、「シーズンオフのリゾート地で、やることがないだろうから、ゆっくり本でも読もう」 と、のんびりする気まんまんで来たんです。

 

思ったより寒かったので“ビーチで読書”という感じではなかったのものの、結局、持ってきた本二冊は昨日のうちに読み終えてしまいました。

 

とりあえず、英語の本を探して街角の本屋さんやショッピングセンターへ。選択肢のものすごくせまい英語のペーパーバックの中から、なんとか一冊、選んで購入。


さて、わたしは旅行にいくと必ず現地のスーパーマーケットに行くことにしています。


スーパーを見れば、この土地の人は何を食べているか、物価はどれくらいか、どんな生活をしているか、が大体わかる。


それに、見慣れないフルーツやお菓子などが並んだ棚というのはとても美しく見えるもの。

 


 

スペインでは、やっぱり、肉売り場が圧巻。

堂々たる生ハム売り場には 「さすがです!」 とついため息がもれそうになりますが、彼らにとっては、これが普通の日常。

 

 


 

スーパーやショッピングモールを見て周った後、本を片手に、軽くブランチを。


陽の当たる席で食事をしたあと、しばらくノンビリと読書。

 

読書に飽きると、ショッピングセンター内の映画館で 「ファインディング・ニモ」 をスペイン語吹き替えで見ることにしました。(驚くべきことに、客はわたし1人きりでした。)


その後、階下のバルでタパスをつまみながら、1人でビール。タパスはショーケースに並んでいるのを見ながら、時間をかけて選びました。

 

 

うん、とっても美味しい。

 

いい気分になったところで、勢いあまって、映画館で本日2本目の映画に着手。「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 を、これももちろんスペイン語で。


わざわざ異国に旅行に行って、1人で映画を何本も見て何が楽しいのかと言われそうだけれど、これが、なぜかめっぽう楽しかったんです。

 

1人で飲むビールも、なんだかとても美味しかった。

なにもしない日、ばんざい!

 

(ただし後日、ドラゴンの洞窟には世界最大の地底湖があって、船に乗った楽団がショパンを演奏してくれる、というのを知って、相当後悔したんですが・・・。)
 


 

 

The Terramar (バス、トイレ付 シングルルーム)

1泊 € 27


 

 

「The Firm」 John Grisham