ストックホルム 街歩き | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2008年 3月 2日。

 

9時起床。

 

昨日は何度も咳き込んで目が覚めたのであまりぐっすり眠れなかったのですが、18人部屋にぐずぐずしていてもしょうがないので、さっさと町にでてしまうことに。

街中にあるセブンイレブンに感心しつつ、コーヒーとシナモンロールのセットを買って、それを朝食にして薬を飲みます。はやく風邪を治さなきゃ。


まずは、歩いて旧市街ガムラスタンへ。

 

王宮や国会議事堂、大聖堂などがあるガムラスタン地区は湾に突き出た島のようになっていて、橋でつながっています。

 

 

 

橋をわたって城門をくぐれば、そこから旧市街の石畳の細い道。

 

 

両隣にはショップやレストランが立ち並び、ブダペストのブダ地区旧市街を思わせるような素朴でかわいい通りがくねくねと続いていて、街歩きには最高。

 

とりあえず、ぐるりと一周してみました。

 

 


中心部からすこし脇へそれると、港へ出ます。

ものすごく寒々しいストックホルムの冬の港。むこう岸にはリッダーマン教会の尖塔が。

 

 

 
 


再び、細い道を抜けて行きます。

角を曲がるたびに、何となくワクワク。

 


 

 

地図もみないで、やみくもにぐるぐる歩いてみるだけでも、かなり楽しいです。この先には何が?

 

というか、旅の初めの頃は、ガイドブック片手に「どれが何の建物か」などということを結構気にしていたんですが、途中からそれがどうでもよくなってしまって、わりかし、風景を風景として楽しんでいたように思います。

 

 

中央奥に見えるのが、カリヨンの鳴り響く、大聖堂の鐘楼。

やさしい色合いがすごく良い。

 

 

大聖堂の脇にあった電話ボックス、アンティークな感じですごくかわいかった。

 

 


衛兵が警護し、砲台がたちならぶ王宮。

 


 

中は見学しませんでしたが、写真を撮るのにうっかり白線の中に足を入れたらひどく怒られました。

 


次に向かったのは、フィンランド教会と呼ばれる小さな教会。

 

 

鮮やかなオレンジ色で、特に尖塔や十字架など目だった装飾などがないので、ぱっと見は教会っぽい感じがしない建物です。


中庭に 「アイアンボーイの像」 という小さな小さな男の子の像があるというので、見にいってみました。

 

教会脇のほそい路地を入っていくと… あっ、あれかな?

 

 

 

 

本当に小さい! 全長 15センチくらいでしょうか?

コインが供えられていました。

 

 

 

さて、フィンランド教会を出て、先を下ったところに、なにかかわいい感じの博物館が。しかも、入場無料って書いてあります。

 

入ってみたところ、どうも、「貨幣博物館」 のよう。

 

1階には各国のお札やコインが展示されていて、それはまあ、予想通りだったのですが、2階がちょっとした スウェーデン生活博物館 っぽくなっていて、そっちはなかなか面白かったです。

 

 

 

 
 
 

博物館内で見かけた親子、さすがスウェーデン!な、完璧なカラー・コーディネイト。

 

ママの青いジャケットから覗く、パキっとした黄色のインナーが効いてます!

ママと男の子がはいている長靴も、めっちゃカワイイ。

 

写ってないけど、ゴッツいベビーカーもオシャレでした。


さて、再び細い道を歩いて、中心部の広場へ。

そろそろお腹も減ったので、広場に面したカフェでランチをとることに。

 

 

 

 

さきほど歩いているときに目をつけていたカフェなんですが、いつ見ても人が出入りしていて、なんだか雰囲気がよさそうだったんです。

 

 

入ってみたら、案の定かなり混んでいて、相席必須。うん、いい感じです。


 

野菜がたっぷりのランチプレート (ローストチキン) 、美味しかった。

冬の北欧は野菜が少ないと聞いていたのでちょっと意外なくらい、サラダがたっぷりで。

 


ランチが済んで歩き出したあたりで、みぞれが降ってきました。

ちょうどよかったので、対岸の国立美術館へ移動。

 

 

ロートレック展をやっていた、というほかは、何をみたのかあんまり覚えていないのですが…

 

さすがに 2ヶ月間も旅をしていて各国で美術館に行き倒していると、どんなに絵を見るのが好きでも、ちょっと飽きてきてしまうんですよね。

 

絵を見てまわるのって、意外と疲れるものだし。

 


このあと、橋を渡った別の島にある現代美術館まで足を伸ばしたのですが、美術館の目の前まで来たところで、体力、気力の限界に。

 

 

せっかくここまで来たのに、と残念に思いつつも、ホステルの近くまで戻ることにしました・・・。

 

歩きつかれたので、カフェでコーヒーを飲みながら、本を読んだり、日記を書いたり。

 

 

この旅では、わりとこういう、どこかで本を読んでいたりした時間も結構ありました。

 

長旅では、疲れた時に無理をしないのも結構大事だと思います。

今思えば、この日は風邪を押して無理をしていたキルナの疲れが出たんだろうなぁ。

 

本当は、キルナに行く前にも1泊するつもりで (スイスに戻ったのでその時間が取れなくなったんですけど)、民俗博物館やヴァイキング博物館、世界遺産の王領地などチェックしていたのに、結局、ガムラスタンと駅周辺を歩くことしかできなかったストックホルム。

 

対岸の市庁舎から見る夜景も見ずじまいでした。

 

きっとまたいつか戻って来たいな。

次回は夏かな!

 

そんなことを考えながらビールを飲んで、ストックホルム最後の夜が過ぎていきました。

 


 

 

City Lodge

http://www.citylodge.se/

1泊 195 Kr


 

 

「Running with Scissors」 Augusten Burroughs

Picador


 

 

コーヒー、シナモンロール 50 Kr (セブンイレブン)

ランチ 109 Kr (ガムラスタン)

ポストカード 10 Kr (ガムラスタン)

カフェ 37 Kr (駅周辺)

美術館 100 Kr (国立美術館)

美術館クローク 20 Kr (国立美術館)

ビール 66 Kr (Pub)

インターネット 19 Kr (駅)

 

1 Kr (スウェーデン・クローナ) = 17 円


 



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