運河の町、アムステルダム | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

 

朝起きして準備し、ホステルで朝食を取って、外出。

 

運河の町、アムステルダムの散歩の始まりです。

朝、ちょっといいことがあったので、すごいいい気分で歩き始めました。

 


昨日、Tourisut Info (観光案内所) でもらった地図と、事前に政府観光局のネットを見てメモっていた情報だけしかないのですが、とりあえずは、運河に沿って、アンネ・フランクの家まで歩いてみることに。

 

みわたす限り縦横に走る運河ばかりなので、自分がどっちに向かって歩いているのか、かなり分かりづらいです。

 

そういう意味では、カンタンに道に迷えそうな町。

 

 


それでもなんとか、アンネ・フランクの家まではたどり着きました。

が、ものすごい長蛇の列! さすが日曜日。

 


建物の角をまわって、列がずっと続いているのを見て、あっという間にここを断念。まあ、午後になったら空くかもしれないし、明日来てもいいし。

 

アンネ・フランクの家のすぐ近くにある立派な西教会は、レンブラントの眠る教会ですが、冬季は残念ながらクローズでした。

 

 

そのまま王宮と新教会のあるダム広場へ。

 

 


 

15世紀に市庁舎として建てられたという王宮は、17世紀にナポレオンの弟、ルイ・ボナパルトの居城になったんだとか。現在は迎賓館。

 

 

日曜日のダム広場には、大道芸人などが出ていてにぎやかな雰囲気。観光客もたくさん。

 

この広場から、運河沿いのチャイナタウンを通って、一度駅まで出ます。


アムステルダム中央駅です。駅の屋根には小さな風見鶏が。

 

 

 
 

 

そこから、また南へ歩いて、ニュー・マルクト広場へ。

 

 

 

広場にあるお城のような建物は、15世紀に建造されたアムステルダムに残る最古の門楼。

 

 

当時は聖アントニウス門と呼ばれ、重罪人の処刑をおこなう場所だったそうですが、1617年に計量所となったそうです。

 

現在、1階はカフェになっています。

 

 

このニュー・マルクト広場のすぐ裏手には、有名な飾り窓地区 (娼婦街) があります。

 

この旅で読んでいる、アーヴィングの 「Until I Find You」 にも出てくる場所なので興味があったんですが、思ったより小さな地区だったので、見落としてしまったか、気付かなかったようです。ちょっと残念。



さて、運河沿いの道を地図を頼りにくねくねと歩きながら、いくつか跳ね橋を渡りました。

 

 

運河の多いアムステルダムは、船が通れるように、小さな跳ね橋がたくさん。

シンプルなんだけど、とても綺麗です。


そして、レンブラントがかつて住んでいた、レンブラント・ハウスへ。

今は彼の博物館。どうしようか迷ったけど、結局、入らず。

 

 

 

 

それにしても天気がいいです。

青い空に茶色いレンガの建物や、運河がとても映えて、すごく綺麗。

 

幅の広い運河のあたりは、なんだか港町みたいな雰囲気。

 

 

 

そして、有名なマレヘの跳ね橋に到着。

 


17世紀に作られた橋ですが、現在のものは 20世紀に改修されたものだそう。

 

1994年に電動装置がつけられて、今では 20分おきに開閉しているそうです。


 

 

跳ね橋の多いアムステルダムで、マレヘの跳ね橋だけがやけに有名なのは、ゴッホの絵の題材になったから。

 

 

さて、また運河沿いを歩いて、(というか、町じゅう、運河のないところが探しにくいくらい、運河だらけなんですけど)、美術館地区と呼ばれる地区へ。

 


国立美術館に入る前に、まずは軽くランチを。

 

美術館から川を渡ったあたりにあった、こじんまりしたかわいいパブで、パンケーキを食べました。パンケーキといっても、生地がうすくてクレープのような感じで、すごく美味しかった!

 

 

 

 

そして、お腹を満たし、ビールでちょっとふくよかな気分 (笑) になったところで、美術館へ。

 

レンブラントの 「夜警」 があることで知られる美術館です。

 

 

 

なんだこれ、思ったより小さいな!と思っていたんですが、あとで調べたら、本館は 2010年まで大規模な改修工事中で、現在は別館のみ開いているんだそう。とはいえ、本館所蔵の絵画が別館に移ってきていたので、レンブラントもフェルメールも見れたんですけどね。


その後、町の南にある公園を散歩。


 

池の水は凍っていました。そういえば、だって、アムスって結構北のほうに位置しているんだもんね。

 

スイスなんかに比べて、随分寒いはずです。

 

 

公園から伸びる道を歩いて、ライツェ・プレイン広場へ。


お決まりのストリート・チェスがここでも。

 

 

今回の旅で、ヨーロッパって、思っていた以上に、チェスがまだまだ盛んなんだなと、本当に感心しました。わりと、老いも若きも、という感じなんだもん。

 

.

 

さて、一度ホテルに戻り、ホテルのカフェで、トマス・クック氏と相談しながら、今後の予定を。

 

オランダにいる間に、Utrecht (ユトレヒト) や Den Haag (デン・ハーグ) に行く事は決めていたんだけど、その後、どうやって北上していくかはまだ考えていなかったんです。

 

もともとは、ドイツを通ってコペンハーゲンに行き、そこで何泊かしてストックホルムへ移動し、2月27日にスウェーデンの Kiruna (キルナ) に行く、という感じだったんだけど…

 

(なんで 2月27日なのかというと、この日から既にキルナのホテルを取っているんです)。

 

 

でも、実は、全くの思いつきで Luxembourg (ルクセンブルグ) に行ってみようと思っていて。

 

北上どころか、南下することになるわけです。

 


 

ということで、今後の旅程がまっしろなわたしですが、夜は中華料理店に出かけて久々に麺ものを食べました。

 

 

とりあえず、ユトレヒトとデン・ハーグに行くにしても、アムスを拠点にして戻ってきた方が楽なので、明日も延泊することに。

 

男女ミックスの今の部屋は嫌なので、シングルユースの部屋に変えてもらいました。

 

明日の朝、移ってもいいそうなので、ラッキー。

 


 

 

Hostel Orfeo

http://www.hotelorfeo.com/

1泊 32.5 ユーロ


 

 

「UNTIL I FIND YOU」 John Irving

Ballantine Books


 

ランチ 8 ユーロ (アムステルダム)

国立美術館 入館料 10 ユーロ (オランダ国立美術館)

お菓子、水など 5.5 ユーロ (アムスの雑貨店)

ディナー 25 ユーロ (アムステルダム)


1 ユーロ = 160 円


 

 

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