朝起きして準備し、ホステルで朝食を取って、外出。 運河の町、アムステルダムの散歩の始まりです。 朝、ちょっといいことがあったので、すごいいい気分で歩き始めました。
みわたす限り縦横に走る運河ばかりなので、自分がどっちに向かって歩いているのか、かなり分かりづらいです。 そういう意味では、カンタンに道に迷えそうな町。
それでもなんとか、アンネ・フランクの家まではたどり着きました。 が、ものすごい長蛇の列! さすが日曜日。
建物の角をまわって、列がずっと続いているのを見て、あっという間にここを断念。まあ、午後になったら空くかもしれないし、明日来てもいいし。 アンネ・フランクの家のすぐ近くにある立派な西教会は、レンブラントの眠る教会ですが、冬季は残念ながらクローズでした。
そのまま王宮と新教会のあるダム広場へ。
15世紀に市庁舎として建てられたという王宮は、17世紀にナポレオンの弟、ルイ・ボナパルトの居城になったんだとか。現在は迎賓館。
日曜日のダム広場には、大道芸人などが出ていてにぎやかな雰囲気。観光客もたくさん。 この広場から、運河沿いのチャイナタウンを通って、一度駅まで出ます。 アムステルダム中央駅です。駅の屋根には小さな風見鶏が。
そこから、また南へ歩いて、ニュー・マルクト広場へ。
広場にあるお城のような建物は、15世紀に建造されたアムステルダムに残る最古の門楼。
当時は聖アントニウス門と呼ばれ、重罪人の処刑をおこなう場所だったそうですが、1617年に計量所となったそうです。
現在、1階はカフェになっています。
このニュー・マルクト広場のすぐ裏手には、有名な飾り窓地区 (娼婦街) があります。
この旅で読んでいる、アーヴィングの 「Until I Find You」 にも出てくる場所なので興味があったんですが、思ったより小さな地区だったので、見落としてしまったか、気付かなかったようです。ちょっと残念。
運河の多いアムステルダムは、船が通れるように、小さな跳ね橋がたくさん。 シンプルなんだけど、とても綺麗です。 そして、レンブラントがかつて住んでいた、レンブラント・ハウスへ。 今は彼の博物館。どうしようか迷ったけど、結局、入らず。
それにしても天気がいいです。 青い空に茶色いレンガの建物や、運河がとても映えて、すごく綺麗。 幅の広い運河のあたりは、なんだか港町みたいな雰囲気。
そして、有名なマレヘの跳ね橋に到着。
1994年に電動装置がつけられて、今では 20分おきに開閉しているそうです。
跳ね橋の多いアムステルダムで、マレヘの跳ね橋だけがやけに有名なのは、ゴッホの絵の題材になったから。
さて、また運河沿いを歩いて、(というか、町じゅう、運河のないところが探しにくいくらい、運河だらけなんですけど)、美術館地区と呼ばれる地区へ。
国立美術館に入る前に、まずは軽くランチを。 美術館から川を渡ったあたりにあった、こじんまりしたかわいいパブで、パンケーキを食べました。パンケーキといっても、生地がうすくてクレープのような感じで、すごく美味しかった!
そして、お腹を満たし、ビールでちょっとふくよかな気分 (笑) になったところで、美術館へ。
レンブラントの 「夜警」 があることで知られる美術館です。
なんだこれ、思ったより小さいな!と思っていたんですが、あとで調べたら、本館は 2010年まで大規模な改修工事中で、現在は別館のみ開いているんだそう。とはいえ、本館所蔵の絵画が別館に移ってきていたので、レンブラントもフェルメールも見れたんですけどね。
池の水は凍っていました。そういえば、だって、アムスって結構北のほうに位置しているんだもんね。
スイスなんかに比べて、随分寒いはずです。
公園から伸びる道を歩いて、ライツェ・プレイン広場へ。
今回の旅で、ヨーロッパって、思っていた以上に、チェスがまだまだ盛んなんだなと、本当に感心しました。わりと、老いも若きも、という感じなんだもん。 . さて、一度ホテルに戻り、ホテルのカフェで、トマス・クック氏と相談しながら、今後の予定を。 オランダにいる間に、Utrecht (ユトレヒト) や Den Haag (デン・ハーグ) に行く事は決めていたんだけど、その後、どうやって北上していくかはまだ考えていなかったんです。 もともとは、ドイツを通ってコペンハーゲンに行き、そこで何泊かしてストックホルムへ移動し、2月27日にスウェーデンの Kiruna (キルナ) に行く、という感じだったんだけど…
(なんで 2月27日なのかというと、この日から既にキルナのホテルを取っているんです)。
でも、実は、全くの思いつきで Luxembourg (ルクセンブルグ) に行ってみようと思っていて。
北上どころか、南下することになるわけです。
ということで、今後の旅程がまっしろなわたしですが、夜は中華料理店に出かけて久々に麺ものを食べました。
とりあえず、ユトレヒトとデン・ハーグに行くにしても、アムスを拠点にして戻ってきた方が楽なので、明日も延泊することに。 男女ミックスの今の部屋は嫌なので、シングルユースの部屋に変えてもらいました。 明日の朝、移ってもいいそうなので、ラッキー。
Hostel Orfeo 1泊 32.5 ユーロ
「UNTIL I FIND YOU」 John Irving Ballantine Books ランチ 8 ユーロ (アムステルダム) 国立美術館 入館料 10 ユーロ (オランダ国立美術館) お菓子、水など 5.5 ユーロ (アムスの雑貨店) ディナー 25 ユーロ (アムステルダム)
___________________________________ ヨーロッパ / 周遊 / 旅行 / 鉄道 / 一人旅 / オランダ / アムステルダム / レンブラント |