美しき大都市、チューリッヒ | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

* たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2008年 2月 12日。

 

今日は、朝から Zurich (チューリッヒ) に出かけてきました。

チューリッヒ はスイスで一番大きな都市。ビジネス、文化の中心地です。

 

ベルンからは IC (インターシティ) で 1時間。

 

スイスを電車で旅すると鉄道運賃の高さに辟易しますが、昨日、ユングフラウに行く時に Half Fare Card (半額カード) を買ったので、チューリッヒまでの運賃は半額。

 

こんなことなら、氷河急行に乗るときから買っておけば、だいぶ安くなったはず。今更ですが。

 

(氷河急行とベルンまでの運賃だけなら、半額カード自体が高いので、そのときはそれほど必要としなかったのです)。

 

チューリッヒのターミナル駅。

がらーんと大きな空間がひろがっているような印象。

 

とりあえず、駅のツーリスト・インフォに寄って、町の地図をもらいます。

 

 

 

 


まずは、駅前の橋をわたってリマート川の向こう側へ。

 

川に囲まれたベルン旧市街とは違って、チューリッヒは町の真ん中に川が広い流れていて、両脇に町が広がっています。

 


 

 

細い道がくねくねと続く地区、ニーダードルフ。

街並みもかわいらしく、おしゃれなショップやレストランがたくさん。

 


 

 

 

チューリッヒって、金融とか保険とかのビジネスのイメージが強くて、ビジネス中心の普通の都市を想像していただけに、かわいらしい街並みにはなんだか、ビックリ。

 

ベルンとはまた違って、色とりどりの建物がコチャコチャと並んでいる感じは、おもちゃ箱をひっくり返したみたいでとっても楽しい。

 

ちょうどお昼くらいの時間だったので、カフェやレストランはスーツ姿の男女で溢れていました。

 


ニーダードルフを抜けて、再び大通りへ。

 

 

 

ベルンのトラムは真っ赤ですが、チューリッヒのトラムは赤、白、青のさわやかな配色。なるほど、町によってトラムの色も違うんですね。


 


川沿いに立つ グロスミュンスター。

 

 

 

2つの尖塔が特徴的な、チューリッヒのランドマーク的建物。

カール大帝ゆかりの教会だそうです。

 

.


さて、もういちど橋をわたって、向こう岸へ。

 

チューリッヒの景観は、まさにこの川で成り立っている感じ。

空の色と溶け込むようで、本当に綺麗。夏なんて、もっと色合いがくっきりして綺麗なんだろうな。

 


緑色の屋根の尖塔を持つフラウミュンスター、そして、川の向こう岸にはグロスミュンスター。



スイスの教会建築はわりと質素というか、とてもシンプルで好感が持てます。カソリックの強いイタリアとは全然違う。

 



ポストカードを書いて投函しに郵便局へ。

行く先々からハガキを出すのが習慣なので、各国で郵便局に足しげく通ってます。

 

スイスの切手はシール式になっているので綺麗で便利。

 

 

 

 

川幅が広いからか、川岸の通りはちょっと港町のような雰囲気。(実際、船着場もあるし)。

 

この川は、町の南にあるチューリッヒ湖まで続いていますが、残念ながら今回はそこまでまわらずじまい。

 

 

 

 

 

川沿いの通りを抜けて、そろそろ、また駅のほうへ戻りつつ。

 


 

通りの窓から、くりぬいたように川が。


ヨーロッパの町は、川の景観を本当に上手に町に生かしているところが多いですね。

 

それにしても、チューリッヒ、思っていたような ”都市”然とした都市じゃなくて、なんだかかわいらしい、とっても美しい街でした。都市の機能をちゃんと持ちながら、こういう雰囲気をあわせ持っているというのは、とても素敵なことだなと思います。

 


 

とはいえ、スイスの中では、やっぱりとても開けた、大きな都市なんでしょうね。

 

 

カーニバルで仲良くなった、チューリッヒに住んでいるベルン出身の男の子 (わたしと同じ年だった) が、「チューリッヒに住んでしまうと、もうベルンには戻れない」 なんて言ってましたが、たしかに、ベルンと比べてしまうと、町の規模もだいぶ違います。

 

だけど、各地方の色がはっきりしていて、出身地を大事にするスイス人らしく、彼は1年の半分くらいは、毎週週末にベルンに通ってバンドの練習に参加しています。

 

(電車賃だってバカにならないし、チューリッヒにもバンドはあるだろうに、そのへんがカワイイ)。

 

それにしても、スイスで一番大きな都市がこんな感じって、いいなぁ。

ますますスイスが好きになるのでした。

 

 

まだ少し時間があるので、駅近くのメインストリートらしきショッピング街を散歩。

 

チョコレート屋さんを発見したので、バレンタインには 2日早いけど、小さな箱に入ったものをひとつ、お土産に購入。

 

さあて、駅に向かって、そろそろ帰り支度。

 

 

 

 

再び、インターシティで 1時間の旅。

 

 

 

 

 

さてと! あっという間にベルンに戻ってきました。

 

今日がベルンでの最後の夜。


 

リーダーとビールを飲みに行って、サッカー (スイス・オーストリアで開催される Euro 2008 など) の話をして、レストランで食事。

 

その後、ジャズバーで、シャンパンを飲みながら、ニューヨークのジャズバンドの演奏を聴きました。

 




スイス滞在中、リーダーには本当によくしてもらいました。
 

明日はいよいよ、思いのほか長居したベルン ( 1日のはずだったのに、結果、1週間滞在しました) をあとにして、モン・サン・ミッシェルに行くために、フランスに向かいます。

 


 

 

Hotel Continental (ホテル・コンチネンタル)

http://www.hotel-continental.ch/

1泊 180 フラン


 

 

「UNTIL I FIND YOU」 John Irving

Ballantine Books


 

 

ベルン、チューリッヒ往復 半額で 55 CHFくらい (ベルン駅)

ポストカード 6 CHF (チューリッヒ)

ディナー、ワイン 覚えてないけど 50 CHFくらい? (ベルン郊外のレストラン)

 

1 CHF (スイス・フラン) = 100 円




 

__________________________________

ヨーロッパ / 周遊 / 旅行 / 鉄道 / 一人旅 / 冬 / スイス / チューリッヒ / チューリヒ / ベルン