2008年 2月 11日。
結局、昨夜いろいろと迷った末に、ベルンにもう 2泊の延泊を決めました。 せっかくなので、この機会にスイスを少し見てまわろうと。 朝イチでレセプションに行くと、シングルは満室で、あいているのはダブルのみとのこと。最初に泊まっていたユースから考えると気が遠くなるほどの予算アップですが、ここは迷わず即決。
ユングフラウはアイガー、メンヒと並ぶベルナー・オーバーラントの三大名峰のひとつで、世界遺産にも登録されています。アレッチ氷河を見下ろす鉄道駅はヨーロッパ最高地点だとか。
乗り換え 3回、片道 約2時間半の鉄道の旅です。
ラウターブルンネン駅からは、小さな登山鉄道に乗り換え。線路にも、真ん中に登山用のレールが 1本増えました。ここに歯車を噛み合わせて山を登るんですね。
このへんにはスキー場が多いので、とにかくスキーヤーの姿が目立ちます。 そして、クライネ・シャイデックからは、もっと小さな、真っ赤な列車に乗り換え。
木製の小さなベンチの並ぶ かわいらしいこの列車は、しばらく雪景色のなかを走ってから、おもむろにトンネルへ。
このあとの行程は、ほとんどがトンネルの中。
そして、ついにユングフラウヨッホに到着!
でも、意外にも駅は炭鉱かなにかのような、薄暗い、地下のトンネルの中。 えっと、山のてっぺんに来たんだよね? とりあえず、駅の中のサインにしたがって進み、長い廊下を抜け、階段をあがって行きます。 そして、展望台の大きなガラス窓が見えてくると、 おおお、そこには、世界遺産のベルナー・オーバーラントの山々と、アレッチ氷河が!
大きな一枚ガラスの向こうに堂々と広がる氷河。
すぐ隣に見えていた山頂らしきものはユングフラウの頂上かな?
さて。山頂駅までやってきたので、今度は下山です。 わたしが買った鉄道チケットは観光用のもので、展望台レストランでチーズフォンドゥ (デザートつき) が食べれるクーポンがついていました。が、時間があまりないのと、1人でフォンドゥをしてもねぇ、というのもあって、結局食べずに、帰りの列車に乗り込みました。 再びトンネルを通って、クライネ・シャイデックへ。そして、そこからまた、登山列車で山を下ります。
雪山、そして青ーい空のコントラストが、びっくりするくらい綺麗。
山頂の景色ももちろんすごかったけど、ユングフラウまでの往復は、途中の車窓の美しさに価値があるのかもしれません。
インターラーケン・オストからは、二階建てのインターシティでベルンまで快適な旅です。
それにしても、スイスは本当に鉄道が素晴らしい。
各国でみかけるようなぼろくて汚い車両をほんとうに見ないし、座席も綺麗で広くて、三ヶ国語でアナウンスが流れる。こんなに快適な鉄道、ほかにないんじゃないかと思います。(もちろん、その分値段が高いんだけど)。
さて、ベルンに 17時すぎに到着。 18時に時計塔で待ち合わせをしていたリーダーと、ワインを飲みに。 白ワインを飲みながら、「スイスでチーズ・フォンドゥはもう試した?」 という話になり、「ちゃんとしたレストランのはまだ食べてない」 って答えたら、「じゃあ、今から食べに行こう!」 ってことに。
Harmonie (ハルモニ) というレストランへ。 トラディッショナルなスイス・チーズフォンドゥを食べました。
パンをチーズにつける前に、シュナップス (アルコール分の強い蒸留酒) に少しつけてからチーズに浸すのがスイス流なんだとか。 どれくらいつけていいかわからなくて、シュナップスにジャブっとつけたら、アルコールがめっちゃくちゃ強くて、顔がクシャクシャになってしまい、笑われました。 ちなみに、テーブルにはいつもドイツ語 = 英語 の小さな辞書。 スイスで楽しい時間を過ごすうちに、だんだんドイツ語に興味が出てきたんです。
お互いにセカンドランゲージである英語で話すときにも、助けになってくれました。
Hotel Continental (ホテル・コンチネンタル) http://www.hotel-continental.ch/ 1泊 220 フラン
「UNTIL I FIND YOU」 John Irving Ballantine Books
ベルン、ユングフラウヨッホ往復 118.60 CHF (ベルン駅) スイス鉄道 半額カード 99 CHF (ベルン駅) ディナー、ワイン 覚えてないけど 50 CHFくらい? (Harmonie)
1 CHF (スイス・フラン) = 100 円
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