世界遺産の山 ユングフラウヨッホ、鉄道で登頂! | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2008年 2月 11日。

 

結局、昨夜いろいろと迷った末に、ベルンにもう 2泊の延泊を決めました。

せっかくなので、この機会にスイスを少し見てまわろうと。

 

朝イチでレセプションに行くと、シングルは満室で、あいているのはダブルのみとのこと。最初に泊まっていたユースから考えると気が遠くなるほどの予算アップですが、ここは迷わず即決。


今日は、Jungfraujoch (ユングフラウヨッホ) の山頂まで、登山鉄道を乗り継いで行ってみることにしたのです。(3日前に会った女の子に 「ぜひ行くべき!」 って薦められたのを思い出して)。

 

 

ユングフラウはアイガー、メンヒと並ぶベルナー・オーバーラントの三大名峰のひとつで、世界遺産にも登録されています。アレッチ氷河を見下ろす鉄道駅はヨーロッパ最高地点だとか。

 


まずは、ベルンから Interlaken Ost (インターラーケン・オスト) まで行き、そこで Lauterbrunnen (ラウターブルンネン) か Grindelwald (グリンデルヴァルト) を経由して、Kleine Scheidegg (クライネ・シャイデック) へ。そして、そこから長いトンネルを通って、展望台があるユングフラウヨッホ駅へ。

 

乗り換え 3回、片道 約2時間半の鉄道の旅です。

 

 

ラウターブルンネン駅からは、小さな登山鉄道に乗り換え。線路にも、真ん中に登山用のレールが 1本増えました。ここに歯車を噛み合わせて山を登るんですね。

 

 

このへんにはスキー場が多いので、とにかくスキーヤーの姿が目立ちます。




 

そして、クライネ・シャイデックからは、もっと小さな、真っ赤な列車に乗り換え。

 


 

木製の小さなベンチの並ぶ かわいらしいこの列車は、しばらく雪景色のなかを走ってから、おもむろにトンネルへ。

 

 

このあとの行程は、ほとんどがトンネルの中。


 

そして、ついにユングフラウヨッホに到着!


 

でも、意外にも駅は炭鉱かなにかのような、薄暗い、地下のトンネルの中。

えっと、山のてっぺんに来たんだよね?

 

とりあえず、駅の中のサインにしたがって進み、長い廊下を抜け、階段をあがって行きます。

 

そして、展望台の大きなガラス窓が見えてくると、


おおお、そこには、世界遺産のベルナー・オーバーラントの山々と、アレッチ氷河が!

 

 

大きな一枚ガラスの向こうに堂々と広がる氷河。

 

 

すぐ隣に見えていた山頂らしきものはユングフラウの頂上かな?

 



さて。山頂駅までやってきたので、今度は下山です。
 

わたしが買った鉄道チケットは観光用のもので、展望台レストランでチーズフォンドゥ (デザートつき) が食べれるクーポンがついていました。が、時間があまりないのと、1人でフォンドゥをしてもねぇ、というのもあって、結局食べずに、帰りの列車に乗り込みました。


再びトンネルを通って、クライネ・シャイデックへ。そして、そこからまた、登山列車で山を下ります。

 

 

雪山、そして青ーい空のコントラストが、びっくりするくらい綺麗。

 

 

山頂の景色ももちろんすごかったけど、ユングフラウまでの往復は、途中の車窓の美しさに価値があるのかもしれません。

 

 

 

 

インターラーケン・オストからは、二階建てのインターシティでベルンまで快適な旅です。

 


それにしても、スイスは本当に鉄道が素晴らしい。

 

各国でみかけるようなぼろくて汚い車両をほんとうに見ないし、座席も綺麗で広くて、三ヶ国語でアナウンスが流れる。こんなに快適な鉄道、ほかにないんじゃないかと思います。(もちろん、その分値段が高いんだけど)。

 

 

 

さて、ベルンに 17時すぎに到着。

18時に時計塔で待ち合わせをしていたリーダーと、ワインを飲みに。

 

白ワインを飲みながら、「スイスでチーズ・フォンドゥはもう試した?」 という話になり、「ちゃんとしたレストランのはまだ食べてない」 って答えたら、「じゃあ、今から食べに行こう!」 ってことに。

 

Harmonie (ハルモニ) というレストランへ。

 

トラディッショナルなスイス・チーズフォンドゥを食べました。

 

 

 

パンをチーズにつける前に、シュナップス (アルコール分の強い蒸留酒) に少しつけてからチーズに浸すのがスイス流なんだとか。 どれくらいつけていいかわからなくて、シュナップスにジャブっとつけたら、アルコールがめっちゃくちゃ強くて、顔がクシャクシャになってしまい、笑われました。


ちなみに、テーブルにはいつもドイツ語 = 英語 の小さな辞書。

スイスで楽しい時間を過ごすうちに、だんだんドイツ語に興味が出てきたんです。

 

 

お互いにセカンドランゲージである英語で話すときにも、助けになってくれました。

 

 


 

 

Hotel Continental (ホテル・コンチネンタル)

http://www.hotel-continental.ch/

1泊 220 フラン


 

 

「UNTIL I FIND YOU」 John Irving

Ballantine Books


 

 

ベルン、ユングフラウヨッホ往復 118.60 CHF (ベルン駅)

スイス鉄道 半額カード 99 CHF (ベルン駅)

ディナー、ワイン 覚えてないけど 50 CHFくらい? (Harmonie)

 

1 CHF (スイス・フラン) = 100 円

 

 

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