ザグレブ、いいじゃん! | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2008年 1月 20日。

 

さて、昨日はマクドナルドしか訪れなかったザグレブ。

 

ブダペストの疲れを癒すべく、少々の朝寝坊。広場で毎日開かれている朝市を見たかったんですが、間に合うかどうか少々不安な時間に部屋を出ました。

 

ずっと訪れてみたかった旧ユーゴの国々。

 

(スケジュールの都合で二カ国しか立ち寄れなかったけれど、セルビアやボスニアもぎりぎりまで検討していたのです。)

 

第一印象は、「意外とカワイイ!」ってことでしょうか?

 



 

なんとなく、「旧ユーゴ」って、10数年前の分裂の際の紛争のイメージが強いし、たくさんの難民が生まれた国、っていう、なんだか悲惨で暗いイメージがあって。来てみれば、そんなことを感じさせない、小綺麗でかわいい町なんです。

 

どちらかというと、ブダペストなんかよりもずっと、明るい印象。

ブダペストが「東」なら、ザグレブには「南」を感じることが出来るというか。

 

旧市街につながる、共和国広場。

 

 

 


一国の首都とは思えないくらいこじんまりした小さな街ですが、街としての機能もちゃんと持っていて、なんだか、とてもかわいらしいのです。

 

広場のはじっこには、旧市街へ続く階段が。

その前には、生花市場が広がっていました。

 

 

旅行者にはまったく不要なのに、うっかり花を買いたくなるくらい。1月とは思えないくらい、カラフルで素敵な花市でした。

 

 

その奥にある階段を上ると、青果市場です。

 

 

さて、楽しみにしていた青果市場は…

 


・・・うーん、やっぱり遅かったか!

 

ほとんどの市場は店じまい。

一部を除いて、何も載っていない台ががらんと広場に並んでいるだけでした。

 

 

 

広場の脇にならぶカフェは外に椅子を出していて、きっとさっきまで野菜を売っていたのだろうおじさんや、お客だったおばさんたちが一服中。

 

 

夏は本当に気持ちが良いんだろうなぁ!

 

広場の端には籐カゴや陶器などを扱うお店も出ていて、結構面白そうな市場だったので残念。

 

 

明日は電車でスロヴェニアに動くのですが、早起きして、出発前にもう一度来てみようかな。

 

 

 

とりあえず、市場を抜けて、旧市街にある聖母被昇天大聖堂へ。

 


 

 

外観は、ちょっと、ロンドンのウェストミンスター・アビーに似た感じで、綺麗な青空と白のコントラストが綺麗。内部はふつうのゴシック教会です。

 

 

恒例の(?)修復作業がここでも進んでいます。

うーん、冬の旅。

 


日曜日だからか、観光客よりも、普通にお祈りに来ている人の姿が多く見られました。

 

 

 

 

 

さてと、青果市場の広場へ一回戻って、旧市街を散策しにいこう。

 

広場はすでに片付けも済んで、がらーんとした空間に。いまは、掃除の真っ最中。

 

 
 

さっきまでおじさんたちがたむろしていたカフェも、みーんな閉まっていました。

 

 


細い道をただブラブラと歩き出した旧市街は、とっても素朴でかわいい街並み!

 

しかも、やっぱりどこか 「南」 を感じさせる街で、夏はとってもとっても綺麗なんだろうなとワクワクさせてくれる街なんです。

 

天気がよくて青空が綺麗だったこともあって、気分がすごく良くて。

あんなに気分がふたいだブダペストはなんだったんだ!?

 

 

今回スケジュールの都合でドブロブニクを諦めたんだけど、その時に 「ドブロブニクはきっと夏に行った方が楽しいはず。スプリットとかとあわせて、次回、夏に回ろう」 と自分を納得させた私。

 

その際にはぜひまたザグレブにも立ち寄りたい。

 

 

公園を横切って、旧市街の反対側、聖マルコ教会へ。

この教会がまた、なんともカワイイ教会なんですよ!

 

 

 

こっちも修復中で、実は中に入れなかったんですが。

 

 

(内部の写真は、入り口から覗き撮り)。でも、外観はもちろん、内部のまるっこい装飾なんかも素敵で、わたしはさっきの聖母被昇天大聖堂よりも、こっちのほうが断然好き。

 

 

さて、気分のままにぐるぐると歩き回った旧市街。いったんケーブルカーで新市街に戻ります。

 

旧市街は高台になっているので、乗り場からは街が一望。

 

 

 

 

ケーブルカーは急斜面に沿って。

 

 


きっぷ売り場のおじさんは、大事なギターとともに出勤。
 


ケーブルカーでは、お父さんと女の子 2人の親子連れと乗り合わせました。

 

 

「パパ、ここからおうち見える!?」

「うーん、どうかな」

「ねえ、パパ、あれは!?」

 

言葉がまったく分からないけれど、なんとなく何を話しているか想像がつくから不思議。

 

 

 

古い町のケーブルカーが好きだ、と言う自分の趣味に気づき始めるのがこのあたりだったかもしれません。

 

 

この後もせっせと古い町の乗り物に乗ることになりました。


 

 

新市街の大通りを通って、共和国広場のほうに歩いていきます。

日曜日なので、通り沿いのショップはみーんなおやすみ。

 

 

 

 

 

小さな広場の一角で、ちょっとした人だかりを見つけて近づいてみたら、とってもかわいらしいメリーゴーラウンドでした。こんな小さなメリーゴーラウンドに人が集まってるなんて微笑ましい!!

 

 

 

 

 

ちょっとお腹が減ってきました。

そういえば、お昼、まだ食べてないんだった。

 

細い通りに入っていって、そこで見つけたちっちゃなパン屋さんで、パンを。

 

 

 

 


なんていうか、素朴なパンです!
味も、すごーくシンプルで、懐かしい感じ。

 

 

共和国広場の中央に出ていたカフェで、ホットワインを買って、しばし休憩。

 

それにしても、クロアチアがこんなに良いとは思わなかったな。来てみないとわからないもんですね。

 

石畳も、建物や空の色も、とてもとても良いんです。



 

さて。お腹は満たされましたが、そもそも小さな街ザグレブ。

日曜はお店がみーんな閉まっているので、もうあんまりやることもなくなってきました。

 

美術館って気分でもないし、旧市街のオシャレなカフェの並ぶ通りに行って、ビールでも飲みながら本を読もうかなと。冬なので外はちょっと寒々しいけど、素敵なオープンカフェやバーが立ち並んでいる通りがあるんです。

 

 

ぶらぶらと歩いた挙句、結局は、アイリッシュパブに入ることに(笑)。

 

 

 

ポール・セローの旅行記をお供に、ギネスを。

その後、まだ時間があったので、ネットカフェでメールなどチェックしてから、陽がおちるのを待って、夕食。

 


ずっと肉料理が続いていたので、魚が食べたかったわたし。クロアチアは海に面しているので魚が美味しいらしいと、楽しみにしていたのです。

 

そんなわけで、まぐろのステーキがメニューにあったお店に決めました。

 

 

 

まずは、クロアチアビールを一杯。

 

 

そして、待望のツナ・ステーキは、うーん、なんだかイマひとつ!?

 

 

味付けが濃いかも…? でも、久々の魚、うん、嬉しかった!

 

サイドはポテトときのこのチーズ焼きです。フォカッチャが出てくるあたり、地中海を感じます。

 

お腹一杯で苦しくなって、部屋に戻ります。



 

 

 

SOBE CENTAR

1泊 40 ユーロ


 

 

「To The End of The Earth」 Paul Theroux

Ivy Books

 


 


水、ポストカード 16 Kn (青果市場)

 

パン 10 Kn (パン屋さん)

ギネスビール 30 Kn (パブ Oliver Twist)

 

ネットカフェ 23 Kn (旧市街のネットカフェ)

ディナー 200 Kn (旧市街のレストラン)

 

1 Kn (クーナ) = 23円

 

 


 

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