あいりん
大阪の釜ヶ崎は「忘却の町」である。
日本の戦後、高度経済成長期を支えた労働力を供給しつづけたが、
その成長の停止とともに、置き去りにされた町である。
(場内掲示文より)
そこには、長らくの間、表現や発信というアイデアを持たなかった人たちの
初々しくも生々しい想いがあった。
「人間にはほんとうにこまった時にこそ
しんじつの言葉にめぐりあえると思う」
「震災トラウマ 復興ストレス」
「悲しい言葉を持ち帰るわけにはいかない自分がもっと悲しくなるからだその時は罪ほろぼしとして悲しい言葉をひろいあつめて風通しのよいこかげのいい所にそっとおいてくるいずれそれらの悲しいできごともさわやかな風にふかれきっと幸せな気持ちになることであろう」
講義ノート
「まず自己紹介をする。自己紹介では~(途中不明)~一人一人の表現を見せてゆく。呼んでほしい名前とどうして今日ここへ来たかなどを言いたい人から言っていく。」
釜ヶ崎芸術大学
「それは俺が飯を食うことより大事か?」
「まだ死ぬのは早いので
土方用のリュックサクにいっぱいつめこんで
ほくほく笑っています」
「ごみの声がきこえる」
「会いたいなもう 会いたい」
横浜トリエンナーレは11/3(月祝)まで。