ソーシャルマジョリティ研究会【社会的多数派の会話・コミュニケーションのしくみ】① | みかりんのThink different

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27歳、主婦みかりんのブログ!楽しく生きて旦那の才能を開花させ、幸せな家庭を築きます♪
ホームエステ・アンバサダー / 講演 / カウンセラー / アゲマン料理研究家 / アーティスト / 作文講師。



イベントレポです☆

ソーシャル・マジョリティ研究会セミナー2014
【社会的多数派の会話・コミュニケーションのしくみ】


案内サイト


【場所】
東京大学先端科学技術研究センター
3号館南棟1階 ENEOSホール
(〒153-8904 東京都目黒区駒場4丁目6番1号)

リサキャン


渋谷から京王井の頭線で2駅「駒場東大前」下車、
そこから徒歩10分程度です。



<紹介文>(上記サイトより)

今日、「コミュニケーション障害」「社会的障害」という概念によって、
社会的に排除される人々が増加しています。

そのような社会背景の中、
ではそもそも、(障害がないとされる)社会的多数派同士の間では
どのようなコミュニケーションおよび社会的ルールが(無自覚に)成立している
のでしょうか。


このセミナーでは講師の先生をお招きして、
社会的多数派を研究対象とし、学習・共有することを目的としています。

****



社会的に排除されてしまっている人については、

ついつい「排除されている側」「マイノリティ」の方の特性を

分析・研究、考える対象にしてしまいがちですが


今回、多数派・マジョリティ側の特性(ルール)を考えてみようという

面白い研究会に興味を持ち、参加してきました。




私自身は、多数派に属しているときもあれば、

周りに馴染めないときもあります。



また現在はパニック障害を患っているということで

「当事者」という立場での参加となりました。




「当事者」というのは、発達障害やうつ病、統合失調症などなど

ふつうの社会生活を送ることが困難とされている人たち自身のことで

当事者同士で語り合う「当事者研究会」というものが

各地で立ち上がっています。



今回のソーシャル・マジョリティ研究会も、当事者研究会を進めるうちに

遭遇した課題の解決の一手になればという想いから

生まれたそうです。



月に1回で、9月までに全7回開催されます。


全7回にわたり、

「人と人は知らないうちにこんなルールで

会話・コミュニケーション(言語・非言語)している」


という「普通のひとの仕組み」を明らかにしていきます。





「コミュニケーションできている」と自然と思える人同士は

共通する身体を持っているのではないかということで

第一回目である今回は

コミュニケーションの手前にある「身体」をテーマにします。






第1回 4/26(土)午後3-5時
「発声・発話の仕組みはどうなっているの?」
 

藤野 博(ふじの ひろし)さん (東京学芸大学 教授)

藤野博
専門分野:聴覚言語障害学・失語症・自閉症・特別支援教育



発声・発話の身体的メカニズムの講義でした。


コミュニケーションに困難を覚える人のタイプはさまざまで

私は「言いたいことが言えない」「強い言葉を使って相手を萎縮させてしまう」

「キャラを作ってしまう」などなど、わりと性格的なところに

困難を抱えているタイプだと思うのですが



今回は

「声が大きいと何度も注意される」

「『えっ?』と聞き返されることが多く、適切に発声できているのか分からない」

「話していると息が苦しくなる」

「緊張すると声が出なくなる」

「サ行がシャ行になってしまう」


などの困りごとを抱える当事者を対象にしたものでした。



コミュニケーション上の悩み事って

誰にでもあるし

それを自分がどこまで気にするか、直したいと思うか

だそうです。



私だって早口になると「~ってた」の

「teta」が言えなくなったりとかしますしね。


完璧な人なんてなかなか居ないし、

アナウンサーですら訓練するぐらいですからね^^




講義の内容は、発声メカニズムについて

藤野先生がiPhoneの色んなアプリを使って

声の周波数を見せたりするライブ感あふれるものでした。


…が、いかんせんここでは共有しにくいので

割愛します笑


(講義の様子って写真撮るのはばかられるよね…

 撮っとけばよかったかな?)





印象に残ったのは

自閉症スペクトラムの人の場合の話です。


高機能自閉症(HFA)とアスペルガー(AS)の人は

定型発達者(ふつうのひと)に比べ、声が大きく、高い傾向があり

ペダンティックな印象を与えやすい、ということです。



ペダンティックというのは

「格好をつけて学者ぶったような感じ」ということです。





今回の講義は私自身の抱える問題・興味からは外れていましたが

そういう身体的な理由で悩んでいる人もいるんだなぁというのが

知れて、勉強になりました。






次回は

第2回 5/24(土)午後3-5時
「多数派の会話にはルールがあるの?」     

坊農 真弓(ぼうのう まゆみ)さん (国立情報学研究所 准教授)


ということで、もう少し私の興味にも近いと思うし

このイベントレポートももっと充実できればなぁと思います☆




何か質問や相談等あれば

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