佐々木俊尚×安藤美冬 対談!@下北沢B&B | みかりんのThink different

みかりんのThink different

27歳、主婦みかりんのブログ!楽しく生きて旦那の才能を開花させ、幸せな家庭を築きます♪
ホームエステ・アンバサダー / 講演 / カウンセラー / アゲマン料理研究家 / アーティスト / 作文講師。


Books & Beerが本屋さんの名前になっているという


本屋B&Bで。



哲学からビジネス、女子力、旅行、建築。いろんな本があって、

ドリンクを手にしながらカフェ形式で本を楽しむことができる。





8月16日、佐々木俊尚×安藤美冬対談イベント!!!








「レイヤー化する世界と私たち」








20代女子。考えること。楽しむこと。










インターネット上で多様化する社会・働き方を


理論的に説明する佐々木さんの知識はやはりスゴかった。


歴史を知る意義を再認識。





そしてみっふぃーの合いの手、分かりやすかった!








佐々木俊尚著『レイヤー化する世界』を読んで考えたことは、


ちょっと前にブログにも書いたけど。








「レイヤー」とは。


(前半はtwitter @MikanyanBaa で書いてたことです)





例えばFacebookやiTunesは<場>であり、


その上に自由に重なるようにしてユーザーや


レコード会社・アーティストなどがいるわけだが、


<場>の利用者であるかに見えるユーザーやレコード会社は


実は<場>の商品として<場>にデータをもたらしている。








<場>を無料で利用できているように見えて、


<場>が利用するデータを提供しているというわけ。








人間関係の説明にも当てはめることができる。





「会社での人間関係」以外に家族、学生時代の友人等、


人間関係の輪のベン図の中心に重なったところが「私」であるということだと、


私は考えてる。


「私」には複数の人間関係的な層があるということ。








これからの企業は<場>になっていくのではないか。





また主婦や子ども(小学生ぐらい)にとってのレイヤー作りってどんなものなのか。


ちょっと考えてみてる。


主婦にこそ「レイヤー」が必要だと思う。








人間関係的な「レイヤー」は、つまりその人にとってのセーフティーネット。








例えば家族とも冷え切った関係で、


学生時代の友人ともほとんど連絡をとっていない状態で


会社を解雇された場合と、





同じ解雇されるにしても


「起業を目指す人の集まり」に入ってるとか


Facebookで旧友と繋がってる人の場合では





その後の人生に、まさに天と地の差が開くことは自明。








「セーフティーネット」という意味でも、


単に自分の世界を広げるという意味でも、


レイヤーのように多層にわたる人間関係を構築しておくことは大切。








でも、どんな人間関係も濃く保つ必要はない、と


佐々木さんは言う。








なぜなら、自分を本当に救ってくれるような情報は


Week tiesの方から入ってくるから。





人間関係には、毎週会うようなStrong tiesと


Facebookで繋がっているだけ、のようなWeek tiesがある。








肌感覚的には、Strong tiesのほうが、自分の良さも知ってて


必要な情報を提供してくれるように思えるが、


実はいつも会っている人からは、いつも得られるような


情報しか入ってこない。








逆に、Week tiesからは、普段得られないような


稀少な情報が得られる。











確かに、私も職場の人に「いつもどこから情報を得ているの」と


聞かれることもあるけど、


ほとんどがtwitterと、最近はFacebookの非公開グループ。








-------------





対談のキーワード





・規範型権力から環境管理型権力へ


(簡単に言うと、上からの管理から、知らないうちに下から管理されている状態へ)





・宗教の復権





・宗教には、身体性だけでなく体系的であることが必要





・AKB48は、近接性と偶然性の点で宗教である





・ニューエイジ=身体性





・パワースポット=身体性





・東京西半分の文化が、イコール日本の文化なのか?





・地方における幸せとは?





・意識高い系とは。





・フーコー的監視の中で成り立つリゾーム的関係





・テクノロジーと哲学のマージ。哲学的軸で問題を切り分ける





・社会の包摂性と新しい生き方は別問題。


「社会の進歩についていけない人たちはどうする?」というのは愚問。





・機会平等は必要だが、結果平等は不要。


時代の移行期は結果平等に走りがち。





・ネット上には、どこにでもSilent Majorityが存在する





・twitterはブロードキャスト





・オフラインに出る





・ハマノサトシ『前田敦子はキリストを超えた』





・ヤマギシトシオ『信頼の構造』