暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?晴れ

 

我が家は4月に送った引っ越し荷物が先日やっと届き、この数日段ボールに囲まれて生活しています。

ないないづくしの生活から一気に物が溢れる生活になると、何が”本当に”必要なものなのかというのがわからなくなります。

でも娘にとっては、荷物の中に「あると安心できるもの」、「生活が楽しくなるもの」をたくさん発見したようで、嬉々としながら開梱作業をしています。

私は炊飯器の便利さに今更ながら感動しました。鍋で炊くのもおいしいけれど、毎回が実験状態。米が変われば加減も変わる。ちょっと気を抜いたら吹きこぼれるので目が離せませんでした凝視

安定しておいしい米が炊けるというのはありがたいですおにぎり

 

コロナもまた新たな波が各地で押し寄せていますね。

どうぞみなさまも体調に気をつけてお過ごしてください。

 

さて、今月の親の会のお知らせです。

 

日付:7月31日(日)

時間:10:00-12:00

方法:オンライン(zoom使用)

参加費:無料 

テーマ:今回はフリートークです。最近気になっていること、心配なこと、よかったこと、夏休みの予定、他の人に聞いてみたいことなどなど、ゆっくり一緒にお話しましょう。

 

今回は午前中開催です。

ご参加いただける方は、このブログへの返信もしくは以下のメールアドレスまでご連絡をお願いいたします。

(at)を@に置き換えてください。

 

meijia326(at)yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

新学期がはじまり、一ヶ月が経ちました。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

我が家のほうは新しい環境にも少しずつ慣れてきたものの、子どもたちは毎日疲れ果てて帰ってきています。

 

以下、今月の親の会のお知らせです。(いつもより開始時間が遅くなっておりますので、ご注意ください音譜

 

日付:5月21日(土)

時間:21:30-23:30

方法:オンライン(zoom使用)

参加費:無料

テーマ:場面緘黙について知っておきたい、知りたいこと

 

 

さて、5月は場面緘黙啓発月間です。

場面緘黙の診断基準の一つに、家などでは普通に話をするのに特定の状況(特に学校)等で話をすることができないのが一ヶ月以上続いているというものがあります。

緘黙の症状は集団に入ることで顕在化するため、入学や入園を機に場面緘黙に気が付くというケースもとても多いです。保育園や幼稚園、小学1年生の担任の先生をされている方、教室の中に「まだ声を聞いたことがない」というお子さんがいる先生、今まで「もしかしたら?」という子どもがいたけど、どうしたらいいかわからなかったという先生、場面緘黙について関心のある方、ぜひご参加くださいニコニコ


会の前半では、場面緘黙の若手研究者の方から場面緘黙についての概要の説明をしていただきます。

学校関係者や保護者でも、場面緘黙って「なんとなく」は知っているけど、実はあまり詳しいことは知らない、という方も少なくないかと思います。この機会にぜひ一度いっしょに学んでみませんか?

 

「もう知ってる」という保護者の方も、定期的に学びなおすことで新たな発見や気づきがあるかもしれません。または、誰かに「なんで話さないの?」って聞かれたときに、どう答えたらいいか難しかったという経験をされた保護者の方もいらっしゃると思います。(私も誰にどの程度まで説明するかは毎回悩んでしまいます)この辺も、みなさんの経験談などをお聞きしながら、一緒に考えてみたいです。

 

その後、私が先日参加したアメリカの場面緘黙支援団体(SMA)のペアレントトレーニングから、声が出せない子とのコミュニケーションで役立つスキル(子どもが安心して一緒に過ごせる関係性を作るために大人の側ができる工夫)で、個人的にすごく勉強になったと思うことを少しだけシェアさせてください。

 

後半はいつもの通り、フリーディスカッションの時間になります。新学期のお子さんの様子、気になること、他の人に聞いてみたいことなど、ぜひみなさんのお話しを聞かせてくださいスター

 

 

 

 

 

 

5月は場面緘黙啓発月間です。

今月はできるだけ場面緘黙についてブログの記事を書いてみようと思います。

 

アメリカに来てから、場面緘黙の子どもを持つ親のいくつかのFB グループに参加して日々投稿される内容を読んでいます。

イギリスの緘黙の支援団体のSMIRAのプライベートグループは1.8万人、もう一つの別のグループも、1.5万人ほどが参加しています。

アメリカではSMA(selective mutism association)という団体があります。サイトにはかなりの量の情報があり、よくよく読むと非常に勉強になる内容のものばかりです。言語設定で日本語も選べます。

 

グループ内での会話を眺めていて、やはり日本と同じだなと思うのは、学校の対応が地域によって、学校によって、先生によってかなり異なること。特に、担任の先生の影響はここでも同じように特大のようです。

私の娘が小学校に入る時、クラス分けで幼稚園が同じだった子とは違うクラスにしてもらえないかお願いしました。(過去にちょっとひどいいじめがあったこと、その子たちがいると話せている場面でも話せなくなる等の事情説明と、医師の診断書+意見書提出しました)

同じ幼稚園出身の子はその学校には数人だけだったこともあり、校長面談では比較的すんなりと「任せてください」と快諾いただいたのがありがたかったです。その時、校長から「担任の先生はどんな先生がいいですか?」って聞いてもらって、その時は「できれば物腰の柔らかい女性の先生が・・」みたいに答えた記憶があります。でも、こればっかりは難しいなとも今考えると思います。子どもにとっていい先生と親から見た先生は違うわけだし、性別で分けられるものでもないし(女性の先生で、一見優しそうだけど鬼のような怒り方をする人もいる)、実際に接してみないとわからないっていうのもあります。

 

グループの中で、「緘黙の子と接する先生にどんな資質が必要だと思いますか?」って聞いてる人がいて、何人かが答えていました。その中に、「あーなるほど!」と思うものがありました。その方は緘黙についてのセッション(おそらくSMAかSMILA主催)に参加した時に同じ質問をパネラーにしたそうで、その時にもらった回答というのが、

 

学びに対して開かれていること(open to learning)

 

というものだったようです。

教師自身が学び続ける姿勢を持っているかどうか、まさにここに全てが凝縮されていると言っても過言ではないと思います。

場面緘黙に限った話ではないですし、時には今までの教育経験から培った価値観を一度傍においてもらうことも必要なことがあります。場面緘黙ってなんとなく知ってるけれど「話せない」以外のことについてしっかり学んでくれている先生がどれくらいいるかはわかりません。

でも確かに言えることとしては、親の会に支援者の立場で参加してくださる方(先生含め)たちは、まさにこの学びに対しての姿勢がとても開かれている方ばかりです。

 

でもこの姿勢って、「開いてくださいよー」って誰かに言われてできるようなものでもないし、先生たちの労働環境が改善されないとそんな気力も持てない先生もきっといらっしゃるだろうし、かといって今の時点ですでに苦しい思いをしている緘黙の子どもにその皺寄せがいくのもおかしいと思うし、でも、「ちょっと調べてみようかな」と思ってくれた先生にはぜひ動画視聴をおすすめしたいです。(緘黙支援についての良書は本当にここ数年でたくさん出ていますが、まず動画からというのも入りやすいです)

1日15分でいいので、ゆっくりじっくり見ていただいて、目の前の子どもたちにぜひ活かしてほしいのです。

高木先生は緘黙支援では大変有名な先生ですが、緘黙に限らず、教育という大きな文脈においてもすごく大事な視点を学ぶことができます。多くの学校関係者の方に見ていただきたい動画です。

 

 

研修講座「場面緘黙の理解と支援」(令和2年度佐久教育委員会研修DVD講座より)

 

 

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